荒井晴彦監督『花腐し』(2023)
腐りゆくものの魂の在りかー
人間が動物に"劣化"するのではなく、
もともとそうであることを"思い出す"ように性がただ生きることの仕草として受容されていく。それ…
劇中でマキタスポーツが歌う大瀧詠一の君は天然色の歌詞で想い出はモノクローム色を点けてくれもう一度そばにきてくれがありますが、名曲の歌詞のように彼女がいた過去はカラーでいない今がモノクロ。綾野剛が良く…
>>続きを読むこれが柄本佑だけであれば『火口のふたり』と遜色ないように思えてしまうが、綾野剛の存在が憂いを帯びて情緒的に引っ張る。『ラストタンゴインパリ』のバターをオマージュするのって作品の背景を知っていれば悪趣…
>>続きを読む©2023「花腐し」製作委員会