ごっちゅん

グランツーリスモのごっちゅんのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.1
"臨機応変さ それがレースだ"

You can do it !!

世界的大ヒットゲーム「グランツーリスモ」の上位ランカーを集め、本物のレースに出場させるプロジェクトに参加する事となったヤンは自身の夢を叶えることが出来るのか…

想像していた以上にアツいじゃないっすかァ!🏎️
グランツーリスモをプレイした事もなければ、特別にリアルで車好きな訳でもない。それなのに200km/hの爆速レースの如く、体感時間あっという間に感じてしまう程の没入感でした!

実話を基にしたって事で、改変してる部分が大半なのかと思いきや、エンドクレジット前で出てくる本人映像からするとしっかり実話なのかよ!すげえ!

ゼロからのスタートで夢を掴み取るヤンを応援したくなる、好きと得意が合致していて上手くいかない訳がない!

ル・マン24時間耐久レースってマジで夜通しぶっ走り続けるのか、死んじゃう、、
同じくル・マンを描いた「フォードvsフェラーリ」観ないとアカンなこれ!🏎️

ヤンとジャックの師匠と弟子の様な関係性もまたアツい!
自分も経験した苦悩や葛藤、逃げるのも走るのも自由だと伝える指導者としての器がでかい。
周りが敵だらけ、冷たい視線、期待ゼロ、そんな中でもヤンの才能を認め寄り添う。

プレゼント渡した時に、後で開けてねっていう台詞で、あっこれは…(察し)てなりましたが。

オーランドブルーム年取ったな、、でもかっこ良さは変わらずだね。
立ち位置は違えども人生を懸けてレースに挑んでいるのは同じ。こんな計画によくGOサインが出たもんだ、日本企業の保守的なイメージからガラッと変わる。

やっちゃえニッサンだね。

映像としてもめっちゃ楽しい。
ゲームにのめり込むただの青年の座る椅子が、気付けばレーシングカーの座席へと移り変わっていく過程の疾走感、開放感!興奮するよそりゃ!

何千回と走ってきたコースでヤンの目に見えるのは、アウト側から相手を抜き去る自分にしか走行し得ない赤いライン。
かちゃかちゃとハンドル付近で何かしら操作切り替えしてブチ抜いていく感覚は夢中になるね。

映画から触発されて新しい物事に興味を持つのはいいけど、それやってみる前にそもそも別の映画観たくなっちゃうというジレンマ🌀
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