2025.08.13
ロシアの世代間の世界への向き合い方の違いを反映させているという監督の作品の意図を読んでから映画をみた。
父は閉鎖的で娘は世界に対してオープン。
思春期の"ここではない何処か"…
かさなって。かさなっていく波は、自分の手のひらに、いちばん似ている気がする。ふくらはぎを撫でられても、ひざを掴まれても、いやじゃなくて、かといって良いわけじゃない。だけど安心する。目をとじたらもっと…
>>続きを読むロシアの荒涼とした風景の中を父と娘がボロボロのワゴン車で移動するロードムービー。
ロシアの風景もこの父と娘も陰鬱で、決して笑顔を見せることはなく、広大なロシアの地と相反して閉塞感がある。
⬇️以下…
この物語が言うところのパラドックスを存分に意識したような映画で、忘れた頃に、あれは本作が驚異の刺激に甘えた即効性のある娯楽作品ではないということを暗示していたのかもしれない。少女は奪われた自由とモラ…
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