そして、その⽇は来てしまった。 深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋⼦(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼⼥を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。施設職員の同僚には作家を⽬指す陽⼦(⼆階堂ふみ)や、絵の好きな⻘年さとくん(磯村勇⽃)らがいた。そしてもうひとつの出会いーー洋⼦と⽣年⽉⽇が⼀緒の⼊所者、“きーちゃ…
そして、その⽇は来てしまった。 深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋⼦(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼⼥を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。施設職員の同僚には作家を⽬指す陽⼦(⼆階堂ふみ)や、絵の好きな⻘年さとくん(磯村勇⽃)らがいた。そしてもうひとつの出会いーー洋⼦と⽣年⽉⽇が⼀緒の⼊所者、“きーちゃん”。光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない“きーちゃん”のことを、洋⼦はどこか他⼈に思えず親⾝になっていく。しかしこの職場は決して楽園ではない。洋⼦は他の職員による⼊所者への⼼ない扱いや暴⼒を⽬の当たりにする。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく――。そして、その⽇はついにやってくる。
テーマが重すぎて感想が難しい…。
宮沢りえとさとくんの対峙シーンが印象的でした。
宮沢りえ、さとくん、どちらの主張も正直共感できてしまう…。一線を超えるのは違うけどね。
二階堂ふみが始め普通のいい…
登場人物の心象の描き方、尺のバランスが悪かったように思う。結果何が伝えたいのかぼやぼやした作品に。もっと施設中心の話にしてしまったほうがメッセージ性も強まったように思う。
主人公夫妻の日常風景と創作…
相模原の事件を元にしている映画なのだけど、あの犯人が絵が上手かった事に繋げてなのか、メインキャスト(主人公やその夫、施設職員)がそれぞれクリエイターである設定でストーリーが構成されているので、個人的…
>>続きを読む全編通して重い…とても。
特に前半、どんなホラー映画よりも怖かった。
4人がどれが本音で建前かわからず少し踏み外したら壊れてしまいそうな恐怖感。何か良くないことが起こりそうな不穏さを感じる。
飲み会…
そこまで描くのかというほど、犯行に至った経緯や、犯行時の状況を描いている。
答えのないテーマについて、思い切りぶつけてくる。ずっしりと重いテーマに対し、我々はどうすべきか。深く考えさせられる映画であ…
事件の重大さに対して、観る人に問いかける問題提起、客観的、主観的、主体的、色々な観方がある作品だと思った。俳優方の演技は凄く良かった。特に磯村くんは流石。
感想としては、言葉に出して何か語るのが物凄…
ごちゃごちゃしてるな、と思ってしまった。俳優たちの演技はすばらしいなと思ったし、実際の事件を再現しようとしている挑戦にも拍手を送りたい。でも、いろいろ気が散る。
夫のTシャツの柄やら独特のカメラワ…
鼓動が止まらない。
彼の劣等感が、どのようにして選民思想に変わり、狂気に走らせたのか。
「....と、同じ。」
名前が同じ、仕事が同じ、考え方が同じ。一方的な共感は、むしろ脅威。
飛躍したロジックに…
役者、スタッフの覚悟、腹の括り様が画面から伝わる。石井監督は退かず日和らず正面から撮り切った。今他にこの困難なテーマを同じ強度で撮る監督はいないと思う。主演の宮沢りえと磯村勇斗はそれぞれ作品とテーマ…
>>続きを読む(C)2023『⽉』製作委員会