そして、その⽇は来てしまった。 深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋⼦(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼⼥を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。施設職員の同僚には作家を⽬指す陽⼦(⼆階堂ふみ)や、絵の好きな⻘年さとくん(磯村勇⽃)らがいた。そしてもうひとつの出会いーー洋⼦と⽣年⽉⽇が⼀緒の⼊所者、“きーちゃ…
そして、その⽇は来てしまった。 深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋⼦(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼⼥を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。施設職員の同僚には作家を⽬指す陽⼦(⼆階堂ふみ)や、絵の好きな⻘年さとくん(磯村勇⽃)らがいた。そしてもうひとつの出会いーー洋⼦と⽣年⽉⽇が⼀緒の⼊所者、“きーちゃん”。光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない“きーちゃん”のことを、洋⼦はどこか他⼈に思えず親⾝になっていく。しかしこの職場は決して楽園ではない。洋⼦は他の職員による⼊所者への⼼ない扱いや暴⼒を⽬の当たりにする。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく――。そして、その⽇はついにやってくる。
【表と裏】
アメリカが「アポロ計画」を中止してから久しい。
1969年に「アポロ11号」が月面着陸を達成して以降、急激にアメリカ国民の熱が冷めてしまったことも要因の一つだったようだ。
それまで人…
ちょっと思ったこと。
公開当初気になってて結局見れず、プライムに出ていることを知り家で見た。
正直これを映画館でみていたらちょっと無理だったかもしれないってくらい
今まで見た映画の中で一番『うゔゔ…
自分が障害のある人だったら。自分がその家族だったら。自分が施設で働く人だったら。図らずも色んな視座に立ってしまい、どっと疲れた。
昔、自分がもし余命限られた人で、全身に耐えられない痛みがあるとして、…
最初から最後まで陰鬱。
りえちゃんが暗い顔のまま。
二階堂ふみ、さとくんのおかしな感じが、まるでガラスを引っ掻く音が聞こえるようだ。
最後の判断を、観客に投げかけて終わっている。
何事も、自分に降り…
(C)2023『⽉』製作委員会