フランス出身の監督アドリアンラコステ監督の初の長編作品。
フランス映画と日本の映画の融合でとてもおもしろい作りでした。
モノクロームな世界は制限があるものの逆に想像の深さがあり無の感情も意味を探して…
この作品は一言でしか表現できない。
まさに「傑作」だ。
作品を分析しようとしたり批評したりすれば、私の中で「傑作」という想いが崩れ落ちてしまいそうだ。
ただ感じたままの素直な気持ちを記すことしか…
セイジロウのお芝居が、後半に向かうにつれてどんどん生き生きと血が通い始めていく感じが素晴らしかった。
ラナとの関係の深まりと呼応するように、お芝居も互いに覚醒していっていた。
こういう何かしらのマジ…
美しい自然の風景と、端正に整えられた家の室内シーンとの対比がとても印象的。とくに自然のシーンでは、ふとケリーライカート映画を思い出すような静けさと余白の美しさを感じた。
主人公のセイジロウは多くを語…
やりたいことが見えてくるまで時間がかかったが、メキシコ留学が嘘で、それがバレると跡継ぎ問題に響いてきて……という構図が見えてからは面白かった。劇伴を使わず、効果音の際立っている静謐さ、白黒映像による…
>>続きを読むアップリンク吉祥寺で公開2日目に鑑賞。
結論から言うと想像以上の素晴らしい作品だった。
モノクロの世界、血や暴力が描かれるわけではなく、物語は淡々と進んでいく。にもかかわらず感じる心の突っ掛かり、後…
みたあとに、音楽を聞いたり知っている人と話したりすることためらわれるような映画だった。しばらく、映画を見ているときの自分の気持ちと、外のワタシとの気持ちが一致しなくて、途方に暮れるとはこのことかと思…
>>続きを読む全編がハード寄りのモノクロで綴られた、外国人監督による日本製アート映画。
日本語会話で進む祖父の誕生会パートと、英語会話で進む廃墟探訪パート。
・上級国民
・家父長制
・三世代の女性四人が立ち働…
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