住むところもない男。父の遺産のボウリング場を受け継ぐ。
うまくいく訳ないでしょ、と思う。刑事の兄が一応見守るが、絶対大変なことになる、と思わせる。
最初はやや退屈と思っていたら、いきなり進む展開。
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タイトルから「ボーリング場が人を襲う」か、「悪魔とボーリング対決する」映画だと思ってたら違いましたね。
監督がパトリシア・マジィさんなので、自分気付けよ!です。
(あと”サタン“じゃないし)
男性…
待望のパトリシア・マズィ作品を観るためにキネマ・ノイまで遠征しての鑑賞。こりゃ凄い。
父親の呪われた血の映画で、これは作中で語られることはない。
暗闇の中、赤い照明がぼっと照らす底冷えするようなボウ…
前情報を入れてなかったけど、けっこう期待していたのですよ。
「サターン・ボウリング」って題名が良いじゃないですか。
でも思ってたのと違がぁーうでしたね。
ボウリング場のヴィジュアルからもっとデイヴィ…
パトリシア・マズィの映画は、黒沢清や濱口竜介、深田晃司の作品に近い。リアリティのないストーリーによってこそリアルなドラマが構築出来るのだという逆説的な確信が、そこにはある———佐々木敦(批評家)
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2025年新作50作目
スリラーとしての魅力はなく、
物語もまとまりに欠けるため、
面白い映画とは言えない。
ただそれが計算された演出かと思うくらい、
「暴力はどう生まれるのか?」
という問いと…
狩猟マニアの父親が亡くなりボーリング場を相続した警察官の男が、その経営を異母弟に任せる一方で、女性の連続殺人事件を追うというクライム映画。面白く観れた。
途中まで弟の態度に嫌悪感を感じたが、映画が…
意外性はなくとも衝撃的な暴力から始まる今作。父と息子、兄と弟、男と女、人間関係に潜むヒエラルキーをノワールの枠組みを用いて暴き出そうとする。この辺はアラン・ギロディとの作風が遠からず似てるなと。
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© Ex Nihilo - Les Films du fleuve - 2021