サターン・ボウリングの作品情報・感想・評価

『サターン・ボウリング』に投稿された感想・評価

sonozy
3.5

フランスの女性監督パトリシア・マズィの衝撃作。

警察官のギヨームの父が亡くなり、遺産であるボウリング場「サターン・ボウリング」を、家もなく底辺の生活をしていた異母弟のアルマンに任せることにする。

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csm
4.0

そうそう、あのクローゼットのとこが興奮マックスだったかも。クチャって指輪はめて革ジャケ。あそこにお菓子あるんだ⁈他の監督作がかなり好きだったから比べたらわかりやすすぎて今ひとつなんだけど、そうなると…

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 暗に皮肉りたいことはわからんでもないけど、猟友会=男らしさ、環境活動家=女らしさっていう安直な構造はどうなんだ。猟友会に何人か老夫人がいたり、環境活動家に目キラキラした男性の友人がいたりしたらまた…

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このレビューはネタバレを含みます

喰うもの(強者/男性/支配)と
喰われるもの(弱者/女性/服従)しかいない
家父長制世界における
システム(暴力)=呪いを
寓話的にある兄弟を通して容赦なく描く。
しっかり嫌な気持ちにさせられるが、…

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死んだ親父のクローゼットあけてキャンディ食べて弾丸チェックして、パイソンの皮ジャケ着て鏡みて…その後のいろいろがわかりやすくてちょっと物足りないなーと劇場をでたが、マズィ監督作品を思い出してみるとそ…

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Riku
3.2
このレビューはネタバレを含みます

父親から受け継いだボウリング場と暴力性、もとい有害な男性性。弟は婚外子という言及もあり、家庭環境もあいまっての貧困、満たされない欲求、劣等感→サイコパス殺人鬼ってことなんだろうけど、行為中の狂気怖す…

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2.9
非常に丁寧だがもう少しユーモアが欲しい、写真の挿入がちょっとヴァルダの蟹の映画っぽい。動物愛護団体の女性がライオン顔でよかった
n
-
シンプルに、かつ奇をてらわない真っ当な重みで撮られていて、なんだか観ていると自分でもムクムクと映画を撮りたいというか気が起こってくるような映画だった。
そういうのはいい映画。

・強姦殺人と自傷がかなりはっきりと映る。
・弟がどういう人物であるかを言葉で説明してしまえば凡庸な殺人鬼ものだなという気がしてしまうんだけど、立ちながら自慰を試みて車を殴りつけるとか、父の狩猟のビデ…

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nm
3.0
とても変な構図の話をとてもマジメに撮っている。途中でBGMがジャッロっぽくなるところがあって、なんとなくやりたいことが伺える。

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