時制のコントロールが映画なら扉の前の切り返しは『羊たちの沈黙』のようにミスリードされる。眼差される笛木陽子。ガラケーやブラウン管テレビなどアイテムによる導きはあるとしてもスタイリングが絶妙にダサく、…
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美しいです。
そして、一見ミスリードのような散りばめられた伏線の数々
演技も素晴らしい。
時間も長くないのでおすすめです。
仕事終わりなんで疲れて眠くならないか心配でしたがそんなこと全くありません…
ヒューマンドラマの最後の最後に、おとぎばなし(語り部)のエッセンスが加わって気持ちの良い終わり方だった
ゆかりさん、存在感があった
友達のパパが好きの安藤輪子
チワワちゃんの吉田志織
みたいな
…
品格のある映画でした。お嬢様芸的にこじんまりまとまるということはなく、大きな声を出す人も、これ見よがしに泣く人もいませんでした。でも静かに燃えてるんですよ。焚火のようでもなく、炭火のようでもなく、線…
>>続きを読む2024.6.8 40-53
最高でした。
「あべこべだ」というセリフで終わるこの映画は、ショット見誤ることをさせない叙述から、その叙述そのもの、「物語」を裏切ることによって、ショットに驚きをも…
小林豊規監督作品。
本作は、犬童一心監督の盟友である小林監督の長編デビュー作であり、急逝したため遺作でもある。しかも還暦を超えてのデビュー作。人生の厚みを感じる。
そして本当に素晴らしい…
縦構図のなか、ひとりの女が細長い部屋に帰ってくると、そこにはもうひとり女がいる。何気ない会話を聞きながら、どういう関係なんだろうと気になっていると、食卓で向かい合って座る二人を真横から捉えたショット…
>>続きを読むそれまで話には上っていた公私ともにパートナーであるらしい男が彼の前にようやく姿を現すと、カットバックが続くなか男が画面外に目をやり、彼も応じてふたり物陰へ……の流れが今どき珍しいほどスマートだった。…
>>続きを読む落ち着き払ったショットの連鎖は繊細な眼差しを捉えて驚くべきしかけを予感させる。とはいえ、そのしかけがすばらしいのではない。そうではなく、視線への演出ぶりの見事さ、そしてごく「普通」のショットの慎まし…
>>続きを読む(C)株式会社オフィス101