
ウクライナの市民が恐怖の紛争から逃れる避難の旅路を追った観察記録である。監督は自ら車を運転し、地雷原や軍事検問所を通過しながら、人々の移動を手助けする。カメラは、車のバックミラーにうつる表情、後部座席で繰り広げられる会話を記録しながら、戦時下におかれた人たちの思いを映し出す。ウクライナからポーランドまでの何万キロもの道中で、車は、待合室、病院、避難所、そして、偶然に乗り合わせた同胞の告白の場となったのである。
トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014 年 9 月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援に…
>>続きを読むヨルダン川⻄岸地区のマサーフェル・ヤッタで⽣まれ育ったパレスチナ⼈の⻘年バーセルは、イスラエル軍の占領が進み、村⼈たちの家々が壊されていく故郷の様⼦を幼い頃からカメラに記録し、世界に発信し…
>>続きを読む2016年初頭、シリアのアレッポとトルコの現状をとらえたNetflixオリジナル短編ドキュメンタリー。凄まじい内戦の渦中で自身の家族や愛する人々の身を案じながらも、一般市民の救助に命を懸け…
>>続きを読む社会運動家としても精力的に活動する彼が、自らギリシャのレスボス島を中心に、23カ国を超える40箇所もの難民キャンプを訪れ、インタビューを敢行。貧困・戦争・気候変動など、様々な理由で増加し続…
>>続きを読むローマ教皇の旅――2013 年のランペドゥーサ島から始まり、2022 年のコロナ禍のマルタ共和国まで。難民問題、 紛争に苦しむ中東やアフリカ、アメリカでは平和について語り、被爆地である日本…
>>続きを読むトラウマを抱えたままスウェーデンに避難した難民の子供たちは、先の見えない不安から逃れるために、こん睡に近い状態に陥る"あきらめ症候群"にかかるという。
シリアの首都ダマスカスのアパートに住む女主人のオーム。未だ内戦の終息は見えず、アサド政権と反体制派、そしてISの対立が続いていたが、ロシアの軍事介入により、アサド政権が力を回復しつつある。…
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