カオルの葬式
11/22 鑑賞
新宿武蔵野館
★85点
ひとりの女性の死をきっかけに、彼女の葬儀のために集まった人々の感情が露わになっていく様を描いたダークコメディ。
大阪アジアン映画祭…
丁寧に、丁寧に作り込まれた映画。
表情一つ、音一つを拾い上げられ、葬儀という短いイベントが完結する。
その間に挟まれる、ありふれた葬式の風景は深い愛で、拭えぬ哀しみで、そして憎悪と憐れみで満たされ、…
のっけから鷲掴みされた。何やら不穏な感じがするのだ。犬の息にまでザラっとさせられる。様々な音が五感に触ってくる。葬式という儀礼、修羅に踊る人間たち。その中でカオルの人生が骨太に描かれている。人間って…
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カオルの葬式に参列する人々の心理描写が複雑で魅力的でした。
寂しさ、悲しさ、愛しさなどのはっきりとした感情も垣間見える(といってもこうした感情が見えてくるのが意外と後半)一方、嫉妬や困惑などのネガテ…
このレビューはネタバレを含みます
武蔵野館、初日の舞台挨拶回で鑑賞しました
俳優、映像、音楽、美術、岡山弁の演技指導などが物語に集中できる素晴らしいクオリティでした。
謎が謎のまま終わってしまう部分もありますが、こちら側でいろい…
『多面的な人生の輝き - 映画が映し出す存在の壮大さ』
本作は壮大な映画だと感じました。それは現実世界における一人一人が、かけがえのない壮大な人生を生きているという気づきをもたらしてくれました。
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184・カオルの葬式
11/22 鑑賞
新宿武蔵野館
★85点
ひとりの女性の死をきっかけに、彼女の葬儀のために集まった人々の感情が露わになっていく様を描いたダークコメディ。
大阪アジア…
武蔵野館で鑑賞。お葬式で味合うアウェー感の中、人々は身勝手に動き、巻き込まれる感じと、その流れる時間の中で記憶や気持ちが整理されつつ故人を静かに見送る姿は現実の葬式を追体験しているよう。映画の中の人…
>>続きを読む湯浅典子監督『カオルの葬式』(2023)
新宿武蔵野にて鑑賞。
平田オリザ「演技と演出」を手に取ったり、オリジナル脚本は滅多に通らないと言われたり、カタルシスこそが映画の脚本だとか、絶頂中にアイ…
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