世界を変えなかった不確かな罪の作品情報・感想・評価

世界を変えなかった不確かな罪2017年製作の映画)

上映日:2017年12月09日

製作国:

上映時間:101分

3.2

あらすじ

工場が見下ろす町で。 忘れられない罪から逃げてきたピノ(寉岡萌希)と過去の罪と町から逃げ出せないパピコ(紗都希)が出会った。 ふたりの人生が交錯するときSUMMERTIMEの切ないメロディとともに10年前に止まっていた物語が動きはじめた。 町を抜け出したふたりに孤独な少女・菜摘(松永有紗)と謎の男・真島(木村知貴)が加わり、それぞれの想いを抱えた4人の小さな旅が始まる。 現在と過去が交差…

工場が見下ろす町で。 忘れられない罪から逃げてきたピノ(寉岡萌希)と過去の罪と町から逃げ出せないパピコ(紗都希)が出会った。 ふたりの人生が交錯するときSUMMERTIMEの切ないメロディとともに10年前に止まっていた物語が動きはじめた。 町を抜け出したふたりに孤独な少女・菜摘(松永有紗)と謎の男・真島(木村知貴)が加わり、それぞれの想いを抱えた4人の小さな旅が始まる。 現在と過去が交差し、次第に明らかになるピノの罪とパピコの罪。 深い罪を背負った後藤(外波山文明)との出会い。 4人の行方は…。

「世界を変えなかった不確かな罪」に投稿された感想・評価

悪意なしに行った事が裏目に出て深い罪悪感を感じた一部始終とそのトラウマに対する救済についての話というのは、今泉監督の「知らないふたり」が同質の物語だった様に思うけど、観ている者がその心境に移入するには少しエピソードが小さいなと感じた。
しかし、全体的には大げさな描かれ方がないのが良いし、それなりの予算の映画では逆に出すのが不可能な味がそれなりにあり、この作品も日本の低予算の映画独特の新鮮味や意外性を備えていて、観に行く価値は充分あったと思う。

このレビューはネタバレを含みます

この手の作品は難解というかどう理解していいか困る展開があったりするが、突き放したような感じはなく見やすかった。

つまんなくないし、見ている時は引き込まれていたが、見終わると少し物足りない感じもなくはない。

パンフレットに関しては最悪。
きりん

きりんの感想・評価

3.6
繰り返される代わり映えのしない毎日、善意からの後悔、贖罪の旅、答えがない余韻で痺れる映画
nan

nanの感想・評価

4.2
逃げることに共感できた。とてもよかった。
こういう雰囲気の映画大好き。
M

Mの感想・評価

3.5
伏線たっぷりで自分だったらどうするか考えさせられる誰かと気持ちを語り合いたくなる映画でした。
スタ

スタの感想・評価

-
"善意から起きる悲劇"という、本当にどうにもできない悲しみ。正解なんてない中で無力に結果だけが突きつけられて路頭に迷う主人公たちが、見ててひたすらに辛い。
救いはあるのか、いや、あると信じたい。

二人ほどテキトーなおっさんが出てくるけど、もしかしたらその二人が"救い"なのかなぁなんて思ったり。変わらないってだけで、なんか安心する気持ちになるときもあるし。
ところどころ良いシーンもあるが、あまり上等な作品とは言えない。よくもわるくも、長編初監督作品のひいき目で観るよりほかないだろう。
虐待、暴行、死などといった暗い過去の描写は記号的で重み厚みがなく、それに伴う感傷的なドラマもあまりフレッシュには感じなかった。

脚本の粗も目立ち、行間がない。もしくは荒い。
キャラクターの行動にいちいち唐突感があり、当然あるべき芝居が完全にオフられることもある。細かい部分を観客に丸投げしすぎている。
これは〝考えさせられる映画〟というよりは、〝強制的に考えざるをえなくなる映画〟ではないだろうか。

主役の2人の女性のキャラクターもあまりはっきりとしない部分があり、もう少し練るべきに感じた。主役の2人をそれぞれ役割を分けて立たせ100%機能させていけば、行動の唐突感も解消させる方法はあるだろう。途中で合流する自由人の男などストーリー上なくても問題ないはずなのに主要キャラに配置せねばならなかったのは、そもそも主役の2人が全く立っていないせいでもあるのではないか。

この監督は自分の中にあるものやそれを好意的に評価してくれる人から少し距離を置いて、しっかりとした考えをもったブレーンを脚本家として迎え入れた方がいいと思う。
ayane

ayaneの感想・評価

3.6
上映のあとトークショーもあった。

とてつもなく、
ピノが食べたい。


とても身近な映画で、
映画自体の内容ではなく、
自分の人生を考えさせる。思い出す。

生きていれば誰しもが抱える罪。
心のどこかでひっかかりつつ
けど何気なく見過ごして
それに慣れてしまってる現代人。

自分が悪いと思ってた過去が
あなたは悪くないよって言葉に
どこか救われた気がする
どこか救われる映画
良きでした。

最後にうたこがもう1度ちゃんと言ってくれる場面があって私は良かったと思う。
車のクラクションは感慨深い
受け取り方で全く違ってくるのは面白い。
蕎麦の話はなんとも言えない気分になる。善意が裏目に出ることもある。でもそれがまた好き

まぁ、評価は甘くなる
o8o

o8oの感想・評価

2.2
肝である少女とピノの関係性が微妙だったから全体的に曇ってしまっていた感じ
色々とぴんとこない
映像で表現したかったんだなー的なことはわかるけど、そのために違和感が浮いてしまっていたのも残念

そばを食べさせたのは(知らなかったとはいえ)確かな罪

棺桶にゆっくり入っていくシーンが一番よかった
「バイトだけの毎日なら、誰かを救ったほうが有意義じゃない?」

とにかく荒削り感は否めないが、好きもその分ある。クーリンチェ意識したのか懐中電灯とか、良くも悪くも境界をあやふやにしたとことか。

ベタかもしれないけど、結果ラストカットとタイトルからのエンディングはとても好きな趣向。方向性は本当に好み。

答えがあるかは別として、一緒に探して悩んでくれるのは凄い貴重なことだと思う。

不確かな罪は世界を変えなかったかもしれない、少女を救えたのかもしれない。

外波山文明の存在感。凄いや。

もう一度観よう。
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