『桐島』を思い出すような青春群像劇でもあり、はっきりと“女性”の話だった。「JKなめんなー!」からずっと泣いてた。今では幼稚の一言で見ないことにできる葛藤、月並みだなと敬遠してきた言葉には、どんな本…
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〜水の無いプール、そこには様々な葛藤が詰まっていた〜
お客さんは私含めて5人。事前知識は全くなし。女子高生がプール清掃しているポスターから、青春ものか?と思ったくらいで。それか、かわいい女の子が沢山…
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どれだけ男女は関係ないと思いたくても、
内側で性別や身体の違いに苛まれるあの感じ
一番可能性を狭めているのは自分自身で、本当はわたしのまま生きていけるはずなのに、そのギャップがとてつもなく苦しい
…
女の子達のそれぞれの悩み、葛藤、不満が別に解消されるわけでもなく分かり合えるわけでもなく、それでもなんやかんや抱えて生きていく
思うことはあるよ、理不尽だよ、男女とか関係ない事もある事もあるよ
ただ…
意味がなくキリがない砂掃除は結局やるっきゃないとの気合いが清々しかったけど苦しい彼女達のやり取りにずっと胸がえぐられるし髪に隠れた横顔が漫画の一コマのようで神懸かってたし水のないプールでこんなに現実…
>>続きを読む砂だらけのプールは女という砂漠であり荒野。男子禁制の土俵。メイク、生理、恋バナ。男が踏み入れてはいけない女子寮。女だけの世界。
彼女たちは女という髷を結い、世界という敵から押し出されないように抗う…
©︎『水深ゼロメートルから』製作委員会