映画『スホ』
東京フィルメックス
メキシコ、アメリカ、フランス
シカリオと呼ばれる殺し屋の息子として生まれた主人公スホ。父は幼い頃に殺され、身分を隠し山の中で叔母さんに育てられる。
少年となり、…
新しい視点でえがく麻薬戦争映画。この手の作品の見せ場ともいえる暴力や残虐な描写に代わり、幻想的な霧が現れる。それが希望なのか絶望なのか分からないから怖さが増す。たったひとり、真摯に生きようとするスホ…
>>続きを読む東京フィルメックスで鑑賞しました。メキシコの田舎町と首都の二つのロケーションで、孤児を待ち受ける過酷な運命を描いた作品です。この作品を見ると、孤児になった瞬間から生きていくのが無理ゲーと化す社会の厳…
>>続きを読む#スホ
「息子の面影」監督、脚本コンビ再び。粛清された殺し屋の子供は、報復の恐れがあるので消すというカルテルの掟で命を狙われる少年スホの成長譚。
バイオレンス描写は皆無ながら、常に死の匂いが漂う、…
『息子の面影』のアストリッド・ロンデロとフェルナンダ・ヴァラデスの映画作家デュオによる作品
映像が前作同様に静謐で美しく雄弁であるもののゆったりとしたカメラとストーリーは冗長な感じも受ける。
ただ…