映像化不可能と言われるような難解な原作ですが、解釈の余地が広いことをうまく利用した上手な映画化だったと思います。
ただ「難解さ」をそのまま提示することをせず、監督自身の解釈に映画化する意義をきちん…
安部公房は砂の女しか読んだことないけど鑑賞会もあるから観に行きました。
個人的に映像と音がかっこ良くてロックンロールバンドのライブを鑑賞している時の気持ちの高まりに近いものを感じました。
以下ネタ…
原作小説は安部公房の純文学。奇妙なキービジュアルもあって敬遠していたのだが、最近ビッグイシューで読んだ主演・永瀬正敏のインタビュー記事で興味を持ち鑑賞した。映画化に際して安部公房本人から「娯楽にし…
>>続きを読む『箱男』の映画化作品。
箱に入った男の動きは某ステルス潜入ゲームを想起させますし、世間を蔑むわりには女性を窃視してたりと、矛盾を孕んだ性格も面白い。
前半はわりとシュールなコメディーとして見れたし…
塀に囲まれた空間で箱男を殺し、自らが箱男になる展開を撮った上からのショットは良かった。箱という閉鎖的な空間の入り口を象徴的に見ることができた。
箱に空けられた小さな穴から世界を一方的に覗く越権行為者…
匿名性の高い箱男というキャラクター
人が興味を持ったらいつか箱男になりたくなるだろう、というストーリーで、箱男に興味がある男と、箱男の独白のようなシーンでお話が進んでいく。
どちらが箱男なのか、箱男…
安部公房っぽいワケわからなさ
ATGとかがはるか昔に撮ってたらカルト的な異色作になってたような感じ
都市における匿名性や不在証明、見る・見られるという自他関係の認識、人間の「帰属」についての追求…
細かいところは失念したが原作は既読。
箱男は箱をかぶることで外界を遮断し何者でもなくなることができるという魅力的なコンセプトを深堀りしすぎて作品としての面白みを失ってしまったような印象があるのだが映…
かなりチープなんだけど、嫌いじゃなかった
社会と自己の間に極端な線引きをしている人(箱男)を異常者として社会のみんなが見てる
ただ各々にそれぞれの線引きがあるはずで、普通の人…
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