実際にあった映画館の話の中に独特な演出と少しファンタジーを足したような世界観が映画だなーとさせる感じが良かった。
峯田和伸って生きるのが下手そうな芝居は上手いというよりただいつもの本人が喋ってるだけ…
裏返したまま
干されたシャツが
団地のベランダに一つ
風に踊る
何かの拍子に
飛ばされる
そんな妄想を広げる昼前
同じ高さの空だから
較べるものもない
四角い窓
切り取った
真っ青
変わらない景…
年代記形式でありながら、フィクション性を強調した世界観にやや困惑。ただ、中盤以降から今作独自の世界を立ち上げていると実感させられる。映画で明日を見せるという至極矛盾した行為。迫りくる死に抵抗しながら…
>>続きを読む「あした」を求めて、それを探すために切って離せなくなった「映画館」とのサネオの物語。
執着ともいえるような「あした」に対する拘りと台詞に何度も目頭が熱くなる。
戦火が迫り変わっていかざるをえない文化…
©本田プロモーション BAUS/boid