「部屋」を映画館で観られて最高に興奮した。死滅した経験の群れ、存在は比喩に過ぎず、魂は分解する諸形式、恐ろしい無への不安、嘔吐を催させるぼやけた輪郭線、閉ざされた無限大。しかし、ほんの刹那、廃墟の外…
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地球に落ちてきた男のラストシーンから映画は始まる。死んで復活する殺し屋。墓場への道案内のような。錆びた道路標識。宇宙空間を横移動する星間エレベーター。アルファヴィルやソラリスみたい。エコー処理された…
>>続きを読む初期作品。
個人的に園子温監督作品史上最高傑作です。
年老いた殺し屋、不動産屋を訪ねる。
店員と部屋を見に行く殺し屋、その目的とは。
90分間の白昼夢、虚無感と緊張感を同時に封入したモノクロー…
園子温監督のモノクローム作品
麿赤兒、洞口依子がっぷり四つ
ほぼワンカット数分間の長回しで物語が紡がれる
独り言のようなセリフは最小限で詩的
声の密度が小さいのに対し、絵の密度は大きいという…