部屋 THE ROOMの作品情報・感想・評価

部屋 THE ROOM1993年製作の映画)

製作国:

上映時間:93分

3.4

「部屋 THE ROOM」に投稿された感想・評価

静の園子温

とんでもなく広い空間を使うか
とんでもなく狭い空間を使うか
極端な方が面白い

お金が無いと後者ですよね。

桂子ですけど にも通づりますが
あー、こういうやり方もあるなあと学びましたね
HK

HKの感想・評価

3.3
園子温さん初期監督作品。若い頃の佐野史郎さんが出てる。

あくまで個人的な解釈ですけど園子温さんには大きく分けて二つの種類の映画があると思います。一つは感情の赴くままに映画を撮る「激情型」もう一つはそこからは想像できないぐらいに落ち着いた作風になる「抜け殻型」だ。

この作品は、まさに後者の方のタイプかと。モノクロの映像を使って、一人一人の演技の間を重視したスタイルになっていて、個人的にはこういう静の映画のほうが好き。しかし、あまりも間を取りすぎてしまって若干退屈になってしまっていることも否めない。

しかし、その静寂もどこか緊張感がある気がしたので、個人的には意外と目が離せない展開でとても良かったと思う。モノクロだとホラー要素がますから、静かな空間が余計に怖くなってみてしまったところもある。演じていた俳優さんたちの死んだような顔もそれに拍車をかけていたかと思う。

ここまでちょっと酷評気味だった初期園子温作品においては、珍しく好きな作品だった。
BB

BBの感想・評価

3.6
ただ見ていただけの90分

なにを考えればいいかわからなくて
他のこと考えながら見つめてた

感情移入はできないし
なにか意味を探したり、なにかを重ねるのも違うような気がする
シュウ

シュウの感想・評価

5.0
初期作品。

個人的に園子温監督作品史上最高傑作です。

年老いた殺し屋、不動産屋を訪ねる。
店員と部屋を見に行く殺し屋、その目的とは。

90分間の白昼夢、虚無感と緊張感を同時に封入したモノクローム。
キャストのセリフはウィスパーで。
長回しが多く、電車の移動はノーカット。

この不思議な空間に身を投じてみてはいかがでしょうか。
ayumi

ayumiの感想・評価

4.2
園子温監督のモノクローム作品

麿赤兒、洞口依子がっぷり四つ

ほぼワンカット数分間の長回しで物語が紡がれる

独り言のようなセリフは最小限で詩的

声の密度が小さいのに対し、絵の密度は大きいという見事なコントラスト

カットが変わるたび、張りつめた画面構成に緊張を強いられる

一分の隙もない画面

例えば隣り合って立つバストアップのショットは身長差を計算して主演二人をキャスティングしたのではと思えるほどの非の打ちどころのない構図

冒頭、光る波、行き交う船、バス停、ベンチを見て打ちのめされたままエンディングまでそのテンションが続いたことに驚き

百々チャン、佐野史郎も作品の血肉として溶けこんでいた

日本の記号が散りばめられていながらどこか無国籍でそこに作り手の意志を強く感じる

一見、園子温らしい作品だとは微塵も思えないのだけれど、彼を含む何人かの監督のうち誰の作品かと問われれば園子温と容易く答えられそうにも思える

さしたる強いメッセージは見つけられないのに鈍器で頭を一撃されたような衝撃
映画男

映画男の感想・評価

3.5
おもしろかった。ダラダラしてるんじゃなくて徹底的に間をとった作品。(例えるならスリムクラブの漫才をもっともっと遅くした感じです)

小声でセリフ喋らせるなら無声映画にしたらええやんと、思いました
ちゃん

ちゃんの感想・評価

1.6
つまんねェ~~~
園さん勘弁して~~~~~!!!

とある男の部屋探しmovie。
モノクロ、長回し、同じカットが3.4分続く、ヒソヒソ話す。

耐えられん。1mmも面白くなかったけど意外に評価高くてビックリした。

同じ頃作られた「自転車吐息」「BAD FILM」「桂子ですけど」と比べてみる。

「自転車吐息(自分☆2.1 平均☆3.4)」はクソおもんなかった。

「BAD FILM(2.4 / 3.2)」160分あったし"確かにBADだ"と思ったけど豚の生首出たりそれなりに楽しかった。

「桂子ですけど(1.5 / 3.4)」はクソおもんないけどビビッドな演出に園子温らしさがあった。

「部屋 THE ROOM(1.6 / 3.4)」はまじで勘弁してほしいくらいおもんなかった。

けど評価悪くないし好きな人は好きなんかもしれんな。個人的にはマジで見てんのキツいレベルの作品でした。「アンダルシアの犬」見た時みたいな気分。

ええんかもしれんけどよう分からんな~つって。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.8
「男は部屋をひたすらに探す。そして女は男が気に入りそうな部屋をひたすらに部屋を見せる。」それだけの映画。それだけをこんなに面白く見せられるってもう何だかすごすぎて色々溜息
園子温の作品では一番好きかもしれない一本。実験的なモノクローム作品。

主な登場人物は部屋を探す男(麿赤兒)と、不動産屋の若い女(洞口依子)の二人。常に事件の繰り返しで観客の関心を引っ張るお決まりの作劇法ではなく、ラストに向かって男一人の物語が収束していく作り。

男女二人が電車の中でただ座っているところのワンカット、部屋を選ぶ会話のやり取りだけでほぼ映画が進む。男の回想や口調から素性は知れてくるが、やがて訪れるラストは唐突。ややショッキング、且つ自然と観客が納得できるようになっている。

作為性の無い「何も起きない時間」が非常に味わい深くて不思議な作品。波長が合えばそこに無数の脈絡や物語を見出せたりもするし、なんとなく眺めるってこんな楽しいんだな、と妙に味を感じたりもする(?)。「面白い映画が観たい」気分の人にはオススメ出来ないが、何か変な作品との出会いを期待している方にお勧めしたい。
このヒソヒソ感は『ひそひそ星』に繋がるのかな。

園子温がこんなに冗長な映画を作っていたことにびっくり。
その冗長さが良かった。
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