字幕が幾重にも重なり、それと並走するように音と映像が擬人化され、映像は男ヨハネ、音楽は女サロメとして語られる。ここでは聖書の「サロメ=欲望する女」「ヨハネ=拒絶する男」という図式が転用されている。物…
>>続きを読む七里監督の作品「背」を観たくて予習。実験的なアート作品で、映画を彼、音楽を彼女にたとえ、映画が音楽と出会う前(サイレント)から始まり映画と音楽との関係を映像と音声、文字を多重に合わせて表現している。…
>>続きを読む自明とみなされてきた映画と音楽の関係を一旦カッコでくくり、また別のオルタナティブを模索する意欲作。菊池成孔と大谷能生の対談本『アフロディズニー』はこの辺りの話がメインだったような。字幕では、擬人化し…
>>続きを読む好きじゃない作りだった。音の表現は良かったが、画面がそれを邪魔していた。特に文字や幾何学を移している時はスタイリッシュに、謎めきや影を残しつつ作りたいと言う気持ちが前に出過ぎていて画面に酔う。絵がう…
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