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グランドツアーの作品紹介

グランドツアーのあらすじ

1918年、ビルマのラングーン。大英帝国の公務員エドワードと結婚するために婚約者モリーは現地を訪れるが、エドワードはモリーが到着する直前に姿を消してしまう。逃げる男と追う女の、ロマンティックでコミカルでメランコリックなアジアを巡る大旅行の行方は…。

グランドツアーの監督

ミゲル・ゴメス

原題
Grand Tour
公式サイト
https://mimosafilms.com/grandtour/
製作年
2024年
製作国・地域
ポルトガルイタリアフランスドイツ日本中国
上映時間
129分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ミモザフィルムズ

『グランドツアー』に投稿された感想・評価

3.3
ポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメス監督の最新作。長編6作目の本作は、第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて監督賞を受賞。監督の作品を初めて鑑賞したが、非常に難解だった。

1918年ビルマのラングーン、大英帝国の公務員エドワードはロンドンから長い船旅の末、婚約者モリーを迎え結婚することになっていた。しかし、エドワードはモリーの到着直前に衝動的にシンガポール行きの船に飛び乗ってしまう。7年前に婚約したモリーとは全く会っていなかった様子で、結婚するのが急に怖くなったのか、ただの気まぐれかは説明がない。とにかく婚約者から逃げるため、ミャンマー・シンガポール・タイ・ベトナム・フィリピン・日本・中国のアジア7カ国に渡る壮大な逃避行を続ける。そして、逞しい婚約者モリーは少し遅れてそんなエドワードをひたすら追って行く。これは逃げる男と追う女の物語だった。

不思議な作品だった。エドワードが臆病者なのか優柔不断なのか逃げる理由の説明がない。モリーもエドワードを追いかける途中、彼女に恋心を抱くお金持ちの紳士に出会ったりするのだが、何故執拗までにエドワードを追っているのか、意地なのか深い愛情からなのか良くわからない。2人とも英国人の設定かと思ったら出演者は皆ポルトガル語を話しているし、行く先々の映像の中には現代の街並みも映し出され観ていて混乱していく。カラーとモノクロ、どれが現実でどこからが幻想なのか、監督の独特な世界観が最後まで理解出来なかったのは、多分私の知識や感性が足りていなかったのだろう。

7カ国のそれぞれの懐かしい映像を通してお国柄を楽しめるという点では、旅行記を鑑賞している気分にはなった。これから皆さんのレビューを読んで物語としてどうしたらこういう作品を楽しめるのか学んでみたい。
Omizu
3.4
【第77回カンヌ映画祭 監督賞】
『熱波』ミゲル・ゴメス監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され監督賞を受賞、アカデミー国際長編映画賞ポルトガル代表にも選出された。

ミゲル・ゴメスは好きでも嫌いでもない作家だが、本作もそんな感じ。白黒とカラーの使い分けが見事で画面の独自性は疑いようがないが、正直同じような展開の繰り返しで飽きてしまった。

フィアンセから逃げる男と追う女、二人が主にアジアを旅する過程を描いている。フィリピンや中国、そして日本などに滞在するのだが、過度なオリエンタリズムに陥らずに描写されたそれぞれの国の描き方はよかったと思う。

ゴメスならではのユニークな映像美が全編楽しめる一作になっており、ゴメスが好きなら陶酔できる作品ではあるだろう。

一方でそんなにゴメスの作風が好きでもない僕からみるとストーリーが単純すぎてどんどん飽きていく。前半の日本パートがピークだったかな…

映像的には言うことなしの一級アート映画だが、陶酔できないと単につまらないと思ってしまう。ハマる人はハマるだろうけど僕はそんなに入り込むことが出来なかった。
4.5
【スピリチュアルな世界へのいざない】

経済的に豊かになって当たり前のように海外旅行に行く人が増えても、海外に出たことはないとか、行くとしても格安で身近な場所だけという人は相当多いような気がする。

だから、どこかで見聞きしたステレオタイプな外国のイメージを持ち続けている人は存外に多い気がする。

でも、ステレオタイプとは云っても、悪いことばかりじゃなく、その国や地域へのあこがれに繋がっていることもあるだろう。

それはうわべの文化的なところだけじゃなく、宗教的なところもあるはずだ。

この作品は、アジアの人々の暮らしや宗教観・スピリチュアルなところを欧米人の所謂”ステレオタイプ”なイメージを背景に時代を巧みに交錯させながら、旅を通して、キリスト教的なものとの違いを際立たせるように描いているような気がする。

(以下ネタバレ)

僕は、エドワードは死んでいるのだと思う。

そして、モリーはそれを受け入れられず彷徨い探し求めているのだ。

もしかしたら、モリーも既にこの世にはなく、魂が探し求めているのかもしれないなんて考えた。

村上春樹さんの作品にも通じるものがあるように感じる。

宗教観で多少差はあるにせよ、アジアでは死んだ人の魂や得体の知れない精霊と人々が共存しているような感じはあるんじゃないか。

それは一神教と比べて大きな違いだ。

分断や格差が広がり、人が人を信じられないような時代にあって、魂と人が共存する世界とはどんなところだろうかと考える欧米人が多くいても不思議ではない気がする。

それは時代的にはステレオタイプではあっても、根底に流れるものは同じじゃないかと考えてもおかしくはないだろう。

他の国についてコメントは出来ないが、日本のドンキの出て来る場面と虚無僧との邂逅の場面は明らかに時代錯誤なように思えるが、これは、近代化された日本にあっても、きっと日本人の心の奥底に流れる宗教観は今も変わっていないという希望的な例えに違いないと僕は考えた。

右翼的な考えを掲げる人たちは、自分たちこそリアリズム(現実主義)だと主張しがちだが、同時に日本の神道を拠り所にしているようなケースも多い。

八百万の神は、そんなことを求めているだろうか。


大阪のドンキは良いとしても、虚無僧は前時代的なステレオタイプの日本に対するイメージだ。

僕たちは知らないから、そのまま受け止めがちかもしれないが、東南アジアや中国の内陸部の場面も実はステレオタイプなイメージで創作されたのではないかと思う。

ただ、それをバカにされたと捉えるのか、何か別の意図があると考えるかは大きな違いだ。

きっと、ヨーロッパの人々の中には、分断に疲れ、魂と人間が共存する世界観に興味を惹かれる人は存外に多いに違いないのだ。

それは日本に生ま育った僕たちでも、リアリズムばかり強調され、精神性が右翼思想に置き換えられて語られる中、感ずる人は多いんじゃないかと考えたりした。

興味深い作品。

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