良い映画だ。
ジュリアンムーアとティルダスウィントンが出てる時点でハズレなしだが、映画の大半がこの2人のみのシーン。
死が近づく人のそばで葛藤しながらも希望をもらう女と、死に向かう世界に絶望する男…
死にゆく人、見送る人、どちらも難しい決断をされましたが、
これからも生きていく人には、どういう想いが残るのでしょう。
女優さんがお二人とも本当に美しくて、家、調度品、纏っているものも品よく美しい。…
ティルダ様は子宮頸がんで余命わずかのマーサ、ジュリアンムーアはマーサがかつて勤めていた出版社?時代の友人イングリッドを演じる。
マーサは安楽死を望み、薬を手に入れそれを実行するための美しい家を借り、…
ほぼ2人芝居でも強烈に惹き込まれる。どちらも役の理解度と表現力が半端無い。いつもの極彩色をやや抑え、落ち着いたトーンの静謐な世界。巨匠アルモドバルの円熟の極みとも言える丁寧な描写に終始唸らさせる。台…
>>続きを読む死についての多角的な意見を観ることができ考えさせられる作品。アルモドバルらしく生き生きとした色彩に彩られたインテリアの中に静かに死というものが横たわる。あたりまえだが死は未来にも過去にも影響を与える…
>>続きを読む 御歳75歳のアルモドバル監督だからこそ描ける死生観についての作品。
娘にわざわざ伝える程の尊厳ある死ではない為、病院で苦しまず、1人で細々と安楽死を選択する気持ちは非常に同感。むしろ監督もそう…
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