このレビューはネタバレを含みます
評価は普通でも、とても良いヒューマンドラマで満足しました。
登場人物の人間関係と心情にとてもリアリティがあります。
嫌でも憤りや負の感情が出てくる気持ちがよく分かる上に自分自身も同じ立場になったら…
本作は「登山」ではなく、主人公田部さんの人生の物語。
帰る場所は旦那さんのところだったという台詞に、タイトルが重なる。本当に素敵な夫婦関係だったなぁ。。
周りと軋轢を生むほど登山が大好きな田部さんの…
田部井淳子さんについての作品。時に周囲の人々、家族との関係に傷つきながらも逞しく強く生きた様子が描かれていた。決して弱音を吐こうとしない淳子さんをそっと温かく見守り続ける夫。その姿に何度もほろっとさ…
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この映画を観ていると、誰もが登場人物の誰かを、自分や身近な人に重ねていたのかもしれない。
特に印象に残ったのは、純子が手鏡を見つめる場面。手鏡には、いまの自分が映り、角度を変えると、窓の外の山並み…
静かに、アツい映画。
主人公のタベさんを、
若い頃はのんが。
トシ重ねてからは吉永小百合が。
同じ人物って違和感なく。
どっちが寄せてるのかどっちも寄せてるのか、違和感なく。
独特な人物像をお二方…
女性初のエベレスト登頂を達成した故田部井淳子さんの半生を描いた作品。挑戦を続けたが故の登山仲間や家族との確執と苦悩が見事に再現されています。また、余命3ヶ月の宣告を受けながらもそんな診断をもろともせ…
>>続きを読む原作は未読の感想です。世界最高峰エベレスト登頂に女性で初めて達成した、田部井淳子さんをモデルに、その半生を描いた作品です。
青年期をのんさん、壮年期を吉永小百合さんが演じているのですが、のんさんのパ…
☆前作(2023)の「せかいのおきく」から打って変わって、衒いのない作品。あえて刻印を捺さない作品。
☆1989年の「どついたるねん」から、順調に(見える)作品を積み重ねている阪本順治が、辿り着いた…
映画館で見るにふさわしい、景色と人生が詰まっていた!何かを成した人の取り巻く有象無象を事実に沿ってリアルに描かれていた。当事者も周りもまあまあきついことが起きるのだが、吉永小百合氏のチャーミングさで…
>>続きを読む©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会