意外と死なないの作品情報・感想・評価

「意外と死なない」に投稿された感想・評価

RyoS

RyoSの感想・評価

3.6
子どもの描写が好き。子どもは案外タフで、案外大人だよね。子どもを信頼すべき者として見ているのが伝わる。

妄想がもうすでにこの頃から始まってるが、ぶっ飛びすぎててなくて良い。
sawak

sawakの感想・評価

3.5
大九明子の映画美学校卒業制作。
「痛み」に鋭敏な小学校教師と、そんな彼女に傷つけられてストーカーと化してしまった元カレ。

内に秘める鬱屈とした暴力性やそれをカラっと描く感じは『勝手に震えてろ』だし、うっすらとした性嫌悪からは『妊娠カレンダー』を思い出した。
shihoon

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#サンクスシアター にて

大九監督の自由さが好きだなぁ
正直で、ユーモアがある
シュールで笑ってしまう
まさに原点な作品
シュールだけどクセになる。

セックスの痛み(嫌悪感も込み?)から男を物理的に傷つけてしまったことがキッカケで築かれた奇妙な男女の負い目負われ目の関係、そして主人公(=億田明子=大九明子)の職場である小学校でのデキ婚した同僚の存在が話の軸なのだが、どこか間の抜けたシーンの連続で、そこはかとなく面白い。

普段当たり前に受容している、人が恋愛して生殖して……みたいな一連の流れや、生理感覚への否というか違和感、疑義? を切り出して描いているのかなと思う。
こういう繊細な視点が「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」につながっているのはわかる(……とは後出しの感想だからなんとでも言えてしまうのですが)。

男が言う「オレの身体傷モンにした責任取ってくれんねやろ?」は歪んだ関係性を表すのに絶妙(この関係が“歪んでる”と感じるうちは世の中もまた歪んでるのかもしれないし)。

女優の大九さんも猫のような雰囲気がかわいらしくて画になる。いちいち全部面白い。
おりく

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3.8
大久監督のこじらせ女子映画の原点を見た気がする。歪んだ潔癖さを持つ主人公のふりきったキャラがおもろい。
ドッチボールのシーン好き。
しゅう

しゅうの感想・評価

3.4
サンクスシアター。

大九明子監督の映画美学校時代の卒業制作。

『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』でもテーマとされていた、表向きは立派に社会生活を営んでいるかに見える人間の、内に秘めた葛藤や周囲に対する違和感をユーモラスに描く志向は既に表されている。

この映画で描かれる、自分の身体感覚に対する恐怖や嫌悪については正直ピンと来ないが、女性だったら共感するところがあるのかも。
'親友のマユは安っぽい「できちゃった結婚」を享受する。'っていう紹介文に全てが表れてる気がする。
(21_59)
Sayon

Sayonの感想・評価

4.0
大九監督の原点であり、すべてが詰まってる感じがした。
まさか本人が出られてるとは〜。
面白かった!
口には絶対に出せない女性特有のイライラポイントが描かれていて、いいなと思いました。

「夜にカーテーン開けたら人がいる」って凄く不気味なはずなのに、なぜか笑ってしまいました。

エンディングの
♪君のおっぱいぼくと合体すれば〜
が頭から離れません。音源欲しいです。
りっく

りっくの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

小学校教師の月子は、痛みに人一倍敏感だ。その歴史は古く、中学時代の性教育の授業に始まる。そのクセ、どこか他人に対しては暴力的な一面を持つ彼女は、できちゃった結婚を享受する同僚のマユ先生のことが気に入らない。腹を殴りつけてやろうかという衝動に駆られることも屡々。ところで、月子は現在、初体験の時にあまりの痛さに耐えかねて三角定規を首に差して怪我を負わせてしまった男にストーキングされている。傷跡を見せては月子に交際を迫る男。彼女は必死に男から逃げ回るが、ある日、自ら男を押し倒すのであった。

「性交」「出産」に伴う痛みや嫌悪感に苛まれた女性。その強迫観念的な言動や妄想はやや常軌を逸する部分はあるものの、そのギリギリ地に足がついている危うさ、サイコパスと型にはめるのを拒む人間としての魅力がデビュー作からすでに冴えを見せている大九明子監督の才気あふれた、まさに処女作。
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