「夏の砂のように乾ききった心に沁み込む一筋の希望」を描くとの謳い文句がこの映画を端的に表している。
治は、雨によって息子を失い、仕事も失い、妻の愛も失い、カラカラの夏の長崎でカラカラの心で死んだよう…
"長崎は今日も晴"
茹だるような暑さ、
雨など降りそうにもない。
地面はどんどん干からびていく
潤いのない土地長崎。
それを象徴するが如く、主人公、小浦治(オダギリジョーさん)の身も心も潤いがな…
幼い息子を亡くして自堕落な生活を送っていた男が、妹の娘を預かって、自分やその娘の孤独を分かち合う話。
原作忘れて観た。
こんなんだっけって思うくらい淡白で、だけど抑えるところでしっかり抑える作品だっ…
機内で視聴したけど、途中疲れていて寝てしまったので少しあやふや。
オダギリジョーがかっこいいため見はじめ、高石あかりさんという女優さんをこの映画で初めて知った。
子供が亡くなってなかったら、2人の…
夏の長崎。働きもせずるらふらしている治と姪の優子の同居生活。
母親の不在。幼い息子を亡くした背景。持田さんの死。陳野と恵子の関係。それぞれの喪失と欠落、そして愛の再生を描く物語。
長崎の街並みが…
子供を亡くし妻とも別居する男のもとに一時的に居候する姪が訪れる。
全体として人生の欠損というのがテーマだったと思う。
廃れた造船業のように静かに消えるような収束する虚無、ひと夏の火遊びのようにピカ…
鑑賞前情報:あらすじ
戯曲:未鑑賞
確かに映画館で鑑賞したのですがレビュー書くまで2か月経たらもう印象薄々の作品になりました。
主人公のオダギリジョーと高石あかりと松たか子のそれぞれの厭世観が凄い…
単純なので
雨の描写=悲しい、嬉しい、など心が動く、心が潤う
雨がずっと降らない=心は動いていない、心が乾いている
なのは好きでした
叔父の前でだけは感情が生き生きと溢れる優子がもう愛らしい愛おし…
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