『旅と日々』劇中作は夏の海で旅行先は冬の雪のコントラストに東北弁と片言言葉と韓国語のアンサンブルの妙。スランプの主人公が語る〝旅=言葉からの離脱〟をトンネルを抜ける暗闇から白銀で活写した潔さ。つげ漫…
>>続きを読む旅と日々、このタイトルが全てだし、見終わったあとに、このタイトルをつけたことが腑に落ちる。
非日常と日常、目の前の今とここではない未来、何者であるかを知らない同士の関係とお互い知り尽くした関係。
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非常に丁寧な作品だと思った。つげ義春の原作は未読ながら、彼がGペンで引く線と紙面のザラっとした質感を感じさせるような画面、軽妙なテンポ感に見入る。
河合優実と堤真一の存在感が抜群、配役で勝利してい…
旅とは、言葉から離れる行為。映画なのに最も印象に残ったのは異国語で語られるこの一節だった。私たちは旅について、行き先について、素晴らしい風景について、その土地の料理について、建築について、言語につい…
>>続きを読む夏の海と冬の雪、対比する季節と物語が美しい。昼の海の青、夜の青、闇が濃くなっていくその一瞬。目を凝らすごとに、瞬きをするごとに色が変わっていく時間の経過が捉えられていて、そんな一瞬の息遣いが映画とし…
>>続きを読む© 2025『旅と日々』製作委員会