『旅と日々』劇中作は夏の海で旅行先は冬の雪のコントラストに東北弁と片言言葉と韓国語のアンサンブルの妙。スランプの主人公が語る〝旅=言葉からの離脱〟をトンネルを抜ける暗闇から白銀で活写した潔さ。つげ漫…
>>続きを読む非常に丁寧な作品だと思った。つげ義春の原作は未読ながら、彼がGペンで引く線と紙面のザラっとした質感を感じさせるような画面、軽妙なテンポ感に見入る。
河合優実と堤真一の存在感が抜群、配役で勝利してい…
夏の海と冬の雪、対比する季節と物語が美しい。昼の海の青、夜の青、闇が濃くなっていくその一瞬。目を凝らすごとに、瞬きをするごとに色が変わっていく時間の経過が捉えられていて、そんな一瞬の息遣いが映画とし…
>>続きを読む映画を信じ抜いた三宅唱が序盤から奇跡を連発させる。映画の神に絶賛愛され中の河合優実が出てくるパートの凄さたるや。雨と水平線と黒い傘がスクリーンにおさまる瞬間、いや、たまらない。後半パートも素晴らしい…
>>続きを読む
監督・脚本:三宅 唱。つげ義春 の短編作品『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』を原作とする。
夏の海辺。青年の夏男は、台風が近づく静かな浜で、影を帯びた雰囲気の女性・渚と出会う。ある日、…
観終わったあと何だかとても癒された感があった。
癒されすぎてところどころ記憶がないけど、それでも良かった思える多幸感。
上映時間1時間半だからこそ、
もっとこの世界に浸っていたいと思わせる余韻が生…
不穏さとユーモアが同居する不思議な心地よさ。孤独や鬱屈を抱えつつも、もっと自由でいいんだと思わせてくれる大自然と空気感。それでも人生は続いていく…そんな余韻に包まれる静かな旅の映画でした。
ただそ…
© 2025『旅と日々』製作委員会