一言でいうと
尖った作風と絵本的な世界観が主人公の“優しい狂気”に完璧にハマった良作。売れてないのが勿体なさすぎる。
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よかったポイント
•主人公ジュゼッペの “取り憑かれた優しさ” が前半…
予想外に絵柄にもストレスなく、最後の曲も良かったー!
しかしどうしても「いつかまた他の人にトリツカレちゃうのでは」という疑念から逃れられず気が散り続けてしまった。シエロの問いに何らか答えるシーンがほ…
#170
これ、30年近く前の、ファンタジー小説の映像化ではないか。
だが、見たことないヴィジュアルやキャラデザで、とても新鮮だった。
上質な絵本のようだった。
一部がミュージカル仕様だったが、あ…
なんでもなれるなんでも出来る!とっても器用な男のとっても不器用なラブストーリー。
一度夢中になるとそのことしか目にも手にもつかなくなる「トリツカレ男」と呼ばれる青年ジュゼッペが偶然見かけた風船売り…
このキャラデザなんか苦手だし、観てても気持ち悪いし、面白いのかな?と半信半疑で観てたけど、本当によくできたお話。
まるでディズニーが作りそうな正統派アニメだった。小動物が活躍する系だし。
思いの…
初めてのタッチのアニメで受け入れられるか、そして登場人物も癖ばっかりで序盤心配してたけど、いつの間にかそんなことも忘れて映像美に魅了されて、ジュゼッペもシエロもペチカもツイストもタタンもみんな愛お…
目的なく夢中になって身につけたものが、巡り巡って人の役に立つようになる伏線回収的な展開が明瞭でよかった。
特に、陰ながら悩みを解決してくれていたジュゼッペの存在にペチカが気づいたシーンがグッときた。…
いしいしんじの同名小説の映画化。監督:髙橋渉。
青年ジュゼッペは、何かに夢中になると他のことが一切見えなくなる性分から“トリツカレ男”と呼ばれている。これまで昆虫採集、三段跳び、探偵ごっこ…
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025 映画「トリツカレ男」製作委員会