〈/ 魂のイレモノ 傀儡と肉体 その差異 /〉
僕らは自らの肉体を意識せずに日々を過ごしている。
ただの[細胞の集合体]を、何の疑いもなく自分のものとして動かしている。
その腕が機械で出来てい…
士郎正宗による原作『攻殻機動隊』にはあまり興味を持てず、アニメーションの原理に深い関心はあっても、いわゆるアニメ作品にはほとんど関心を持たないにも関わらず、ある時期から、押井守という人に強く心惹かれ…
>>続きを読む感想が難しい...
映像の良さやストーリーの面白さはとてもある、一方で哲学的な問いを好むかどうかは人によって分かれる、大人な作品。
観終わった直後は個人的にハマりきれない部分があったかなぁと思ったが…
なんといっても素晴らしい映像美でした
自身の肉体のほとんどを機械が代替するサイボーグの時代。当時の人々の描く未来とはそうであったのかもしれないが、現代に生きる私たちは、未だそういう世の中にはなって…
素子の声が所々あどけなく、アイデンティティに揺らいでいるモラトリアムの少女のような印象を受けて意外だった。
素子が終始自分の存在意義、アイデンティティに不安を覚えているのは伝わったが、電子空間から生…