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ザ・ガール・イン・ザ・スノウの作品紹介

ザ・ガール・イン・ザ・スノウのあらすじ

1899年.雪深い山奥の村に、若い女性エメーが教師として着任する。未開に近い村で、エメーは地元の前時代的な風習に抵抗しながら子どもたちに外の世界を教える一方、自らの欲望の高まりを自覚する。やがて、村の青年が失踪する…。

ザ・ガール・イン・ザ・スノウの監督

ルイーズ・エモン

原題
The Girl in the Snow/L'engloutie
製作年
2025年
製作国・地域
フランス
上映時間
98分
ジャンル
ドラマ

『ザ・ガール・イン・ザ・スノウ』に投稿された感想・評価

たむ
3.6
カンヌ監督週間での上映後、ジャン・ヴィゴ賞まで受賞した今年を代表するフランス映画です。
芸術的な表現としては、ある種の達成が観られるほどの作品です。
20世紀が始まろうか、という時代を舞台に南アルプスでの女性教師の葛藤が描かれます。
スクリーンの色を思わせる真っ白な雪、夜の真っ黒な闇の深さ。
色が極力排除された世界観の中で展開する葛藤、因習、閉鎖的な環境の中でのドラマ。
まさにアートフィルムな作品ですね。
菩薩
3.6
因習村に赴任して来た女性教師が教育でこの村の子ども達を解放してやるんだ〜と意気込むもののその身に秘められた「性」のパワーによってむしろ男性諸君を(もしかしたら現世から)解放していってしまうお話。こう言う(主に女性の)性欲のホラー化みたいな民間伝承めいた話はきっと色んなとこにあるんだろうなと思う、それこそ日本で言えば雪女みたいな感じで。流石にデカルトをおかずにオナれるのは謎だし(挿絵だろ)お風呂でつららディルドはなんかコナンか金田一にそんなんあったなって感じだったが、この様にして醸成されていくミソジニーという物を上手に表現していると思うし、時代設定を19世紀から20世紀を跨ぐところにしてんのもそれなりにミソと言うか、じゃあ21世紀の私達は…と突きつけて来るものがある。実際あの男達がどうなったのかは謎だが、幾らでも秘密を隠蔽出来る季節限定の環境が周りには幾らでもあるし、屋根の上に置かれたジジイ入りの棺がそれなりのミスリード装置として機能しているのかもしれない。雪解けと共に男に馬を引かせ山を降りていく先には、おそらく開けた世界と彼女自身の解放が待ち受けている、のだとしたら設定が禁欲AVじゃない…。時代が時代とは言え病に臥した時のもはや呪いにも似た民間療法マジでキツい、無垢な青年が靴底に滑り止めの釘を打ち付けるシーンの本番以上の官能さよ。
カンヌ特集で東京にて。激しい雪に閉ざされた孤立無援のアルプス平原を巡る因習で女教師が監禁されるというトラウマ級作品。ただ画は圧倒的で家屋の光と雪景色の対象はどこかモノクロ作品をみてるかのようだったのを記憶していた。

本作を撮影したのはマリーヌ・アトランとのこと。過去に彼女が監督(撮影でなく)した短編(Daniel fait face)を観ているが、少年と少女の繊細な作品でやはり美しい映像に満ちていた。さらに先日彼女が監督した「La Gradiva」で2026年第79回カンヌ国際映画祭「批評家週間」部門でグランプリを獲得しておりフランスで注目されている監督の1人となっており、映像の一部を観ても素晴らしかったので日本での劇場公開を期待したいところ。

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