ひとりの介護士の女性と、
認知症を患う施設入居者。
森の奥地へと、
二人で彷徨うことになる。
恐怖、絶望、
大自然における人間の無力さ。
浮き上がるは、
大切なひとへの想い。
これは映画館…
ドキュメンタリー出身の監督ということもあって、序盤のモンタージュと会話がめちゃくちゃ自然でまるでドキュメンタリーのよう。森を写す引きの画が中々に良い
ストーリーは生死や自然に対する畏敬の念を描いて…
自然と人間の関係は、親密さからよそよそしさまで、その度合いにより、三つの段階があると思っている。
牧歌的自然(親密、安息)
崇高的自然(安全な距離から感じる畏怖)
厄災的自然(現実の脅威)…
緑による癒し効果を感じる。生命力の象徴だし。疲れた時に丁度いいくらい緑。
後半のほとんどを占める手持ち感満載のカメラワークが特徴的。めちゃくちゃカメラマンの存在を感じる一方、2人に着いて行く視点…
映画館で観るのを想定してるんだろうけど、画面暗いしセリフ聞こえない。
死生観の話をするのにアニミズムや祖先崇拝への憧憬に振り切ったのは潔いので、それで吉野が舞台ならいっそ修験にでも密着してドキュメ…
シーンがメインの森に移ってからはマルクスの自省録にある「誕生から分解に至るまでの時間のなんと短いことか」という言葉ばかり思い浮かべてた。同時に、自省録の翻訳家であり精神科医の神谷美恵子が、死は喪失で…
>>続きを読む「弱冠27歳でカンヌを驚かせた河瀬直美監督特集Vol.3 2007年カンヌ国際映画祭審査員特別大賞(グランプリ)受賞作 神秘的に生と死に向きあう魂の邂逅」
認知症のしげきと事故で幼い息子を亡くし…
「生きるている」とはご飯を食べること、そして他人の存在によって、自分の生を実感できること。では、「死んでいる」とは何なのか。それがはっきりと分からないからこそ、大切な人を失った人は、その死を受け入れ…
>>続きを読む