薔薇の名前の作品情報・感想・評価

「薔薇の名前」に投稿された感想・評価

abekobor62

abekobor62の感想・評価

3.6
やはり2時間足らずでは、原作を読んだ時のような幸せな読後感は全くと言って良いほど失われてしまっている。
サルヴァトーレの演技は素晴らしい。
USK

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3.8
世界観が非常に面白い。ロンパールマンの演技が強烈過ぎて夢に出てきそう。

怪優を超え怪物に。。
Tuka

Tukaの感想・評価

4.2
冒頭から漂うものすごい中世観。ねちっこさ、えぐみ、おもさといい、そうそうこれこれと頷きたくなる。だが、それとは対照的にうつる楽天的なコネリー、しかも知的で弁がたつ。コネリーが演じるもののなかで一番好きなキャラクター
mia0708

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4.0
過去ログ

カトリック修道院を舞台に起こる怪事件の謎を修道士ウィリアムとその弟子アドソが解明していくストーリー。ショーン・コネリーとクリスチャン・スレーターの演技が秀逸。原作を読んでいないのでチャレンジしたい。
中々。ラスト説明不足気味。タイトルの意味が判りそうで判らない。
LOVE肉球

LOVE肉球の感想・評価

4.0
いや〜いい!
舞台は中世。
衣装も小物も本格的。
時間も予算もふんだんに使っていそうな壮大なセット。
初々しいクリスチャン・スレイターと、ベテランショーンコネリーの演技対決も素晴らしいし、ミステリーとしても面白い。
もう、水野晴郎さんのように「映画って本当に素晴らしいですね〜」と言いたくなります。
それにしてもお色気ムンムン、007のイメージが強いショーン・コネリーを修道士の配役とは思い切ったことをしたなぁ。目力炸裂、いい演技してました。
杏蜜

杏蜜の感想・評価

4.2
素晴らしい映画 宗教のねばつく陰湿さ、暗部、それらを原作から丁寧に拾っている ショーンコネリーだから安心して見ていられるというのもある
全体を通して派手さはなく
ショーン・コネリーが醸す渋み、
次から次へと湧いて出てくる謎、
修道士としては大罪となる恋愛と心の葛藤、
それからやはり目を引くのは
中世の修道院を再現するため、実際の修道院内部を改装&利用したという撮影シーンや大掛かりなセットも
好きものには堪らないでしょうね 笑


1327年の暮れのこと
北イタリアにある、聖ベネディクト会が運営するとある修道院にて
聖フランシスコ会より修道士 ウィリアムと彼の弟子 アドソが派遣される。

修道院に着いて早々
ウィリアムとアドソは修道院長から
若い修道士の不審な転落死について聞かされる
ーー優れた写本絵師の僧 アデルモ、
ひょう混じりの大嵐のあとに死体が発見される、
塔から落ちたらしい。
だが塔の窓は、不思議なことに…閉じられていた。
はめ込みの窓で、ガラスも割れておらず、屋根にも上がれない。
ではどうやって転落したというのか…
そもそも彼はなぜ嵐の日に塔へ行ったのか…
この件について悪魔の仕業に違いないと、修道士たちは日々怯えている。

是非この件の真相を解き明かして欲しい、と修道院長から頼まれ引き受けることにしたウィリアム。
がその直後
屠殺場のカメから新たな死体が見つかる
ーーこちらも若い修道士、翻訳僧のヴェナンツィオ。
ギリシャ語の優秀な翻訳者で、アリストテレスを訳していた。

最初の死との関連性、
自殺か他殺か、
遺体の特徴として
利き手の指先と舌にはインクで汚れた黒いシミが、
2人とも図書館の職に就いていた、
何かを隠す図書館長と副司書、
館長と副司書以外の者が立ち入ることを禁じられている奥の扉の存在、
蔵書が有名なはずなのに書架の本が明らかに少ない
ーーこれからのことから
図書館の書物に何か手がかりがあるに違いないと考察するウィリアム、
ギリシャ文字のメモと隠れた暗号メッセージ、
新たな犠牲者の発見
ーー副司書の遺体
何か知られてはまずい極秘情報でも握っていたのか、
それともこの世のものではない”なにか”の仕業なのか、
異なる思想、
神の言葉に疑問を抱くことの恐れと信仰の敵
異端者の存在と異端審問官の裁き、…


信仰と狂信は紙一重
ここですな、要は 笑

元異端者の、醜い容姿が特徴的なサルヴァトーレを演じたロン・パールマンの怪演ぶりがまたお見事でして。
それからまだ若い、というよりか幼いクリスチャン・スレーターと
名もなき少女 ヴァレンティナ・ヴァルガスの絡みもね‼︎

過去に起きた、忘れ難い出来事を
老いたアドソが今
手記におこしている設定なので
終わりも手記の締めくくりで
〜〜〜〜〜〜
師から多くのことを学んだ
英知 良心 真実を
別れの時に師から眼鏡をもらった
いつか役に立つ時がきっと来るだろうと
今 その眼鏡をかけて
この手記を書いている
師は父のように私を抱きしめ
お互いに別れた
その後 二度と会うこともなく
消息も知れない
神よ 師の魂を受け入れ
鋭い知性ゆえに本に執着した
ささやかな罪を許したまえ
そんな私もすっかり年老いてしまった
長い人生で大勢の人に出会ってきたが
あの娘は鮮明に覚えている
懐かしい夢のような
遠い昔の思い出
この世で たった1人の恋人
もはや永遠に知ることはないだろう
その名前を。
Asa

Asaの感想・評価

4.7
素晴らしい。
この映画は世界に違和感がない。
演技の世界とは思えない。

ショーン・コネリーの演技力が見事。

普通に修道士に見えるのがいかにすごいことか。


普通を演じるのは難しい。
aoi

aoiの感想・評価

3.4
中世欧州キリスト教社会での、清貧を重んじる厳しい戒律ゆえに生まれてしまった歪んだ欲望の行き場。

ベースはミステリーとして構成されていたけれど、それ以上に厚みのあるテーマだった。
宗教に戒律は不可欠で、抑圧や罰なしに秩序は保てない。それは今も昔も同じだけれど、情報のない時代、狭い社会での生きづらさはこれほど重いのか…

「笑い」は人間をサルにしてしまうから禁止だし、女は男を惑わすから邪悪であり、魔女なんだと。
信仰に異を唱えるものは異端者として火炙りにされ、知識を与えてくれる書物は危険物として隔離される。
そういう理屈を聞くと、宗教の戒律ってほんと誰が考えたのか疑問におもう。いかにも人間らしい考え方じゃないか?
自分たちの秩序に都合の悪いものは全部NGばかり、まるで教育ママだな。

全編が暗く、血生臭くて、泥臭い画面が続くと思えば、唐突に鮮やかな血の色や青白い遺体が映されて、途轍もないインパクト。
でも、唐突に死体や臓器のアップショットなど、とんでもなくグロい画面になったりするのはテロですよ…当分ホルモン食べれないな…
そんな中、写本の色彩や書架だけが明るくて、書物がとても貴重で神々しいものとして登場したのは対称的でよかった。

それにしても、神のもとの修道士たちは誰もが醜い外見の男ばかりだったのは面白い。こいつらを敬い、慕えって?無理だろ…
よくもまぁこんな醜い顔面にできたなぁ、特殊メイクすごい!と思ってたらヘルボーイの俳優さんだったのか。キャスティングの秀逸さよ…

師匠のおっさんがすごくイケメンに見える…と思ってたら、これがかの有名なショーン・コネリーだったのか。
名前だけは知ってたけど、とてもいい役者で好きになった。007観よう。
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