神がかりなショットと救いなき世界で絶望するしかない彼女をひたすら捉えるのみ。
特集"ロベール・ブレッソン傑作選"にて感情、劇場リバイバルということで印象深かったこちらを見に行ってみた。
非情な村社会…
この簡潔で無駄のない演出を見ると、濱口竜介の映画を思い出すことができる。たぶん濱口竜介はブレッソンのこういった演出法を参考にしているから、今後濱口竜介を見たらブレッソンっぽいと思うんだろうな。
こ…
こちらもとんでもない映画だった。
彼女の人生の過酷さを映画開始ほんの数分で観客は感じることになるだろう。
貧困、病気の母、アル中の父、赤ん坊。全て家のことは彼女の仕事。学校になんて行ってられない状況…
『少女ムシェット』、この調子で書くと長文ばかりになってしまうので、なるべく簡潔に。もうこの辺りでブレッソン映画にハッピーエンドを求めてはいけない……という気持ちになってきたのだが、もう最初から最後ま…
>>続きを読む全ての絵がめっちゃ好みだけど好みって言って良いか悩む、特に好きだったのは、母親の死後に出会う三人の婦人たち、かなりきつい、彼女たちは別に露骨な悪人ではない。むしろ、ガワだけみると親切に見える。だが、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
セリフや直接的な描写だけでなく、赤ちゃんの泣き声、車の走行音、銃声などの音によってムシェットの受けている圧迫感が見事に表現されている。『ラルジャン』同様小さな原っぱを撮るのが抜群に上手い。悲劇的であ…
>>続きを読むマジ映画。映画ってショットだと改めて気付かされる。
一挙手一投足が画としてキマってる。
枝に針金の輪をつけただけの簡素な罠を仕掛ける、その姿を覗く眼。
学校のシークエンス。歌わないムシェットを教師…
少女ムシェットを取り巻く苦しみが、言葉では多く語られず、映像で静かに語られる演出がかなり好み。ラストシーンでは、この映画に一貫するテーマに気づき、凄みを感じた。というのも罠に捉えられ、逃れようと藻掻…
>>続きを読む閉じ込められて壊れていく女の子に、その話に、果たしてそんな権利が自分にあるのか分からないが、分からないなりには真剣に耳を傾けここまで生きてきたつもりなのだけれど、まさに自分がそれをやっている瞬間の記…
>>続きを読む©1967 Argos Films – Parc Film