過去鑑賞。
強烈な印象を残す映画。救いがないし、後味も悪いのに、映像や演出の完成度が高く、また観たくなってしまう。
宮崎あおいが圧倒的な存在感を放っていて、それだけでも観る価値がある。ただ、ほとんど…
玄関ポスト中心のフィックスでサチ子や夏子の出入りを映したり、対比の多用(ex.夏子の新体操シーン→サチ子いるorいない)だったり撮り方面白いシーン多かった
缶蹴りするとこと廃屋の屋上ふらふらするとこ…
宙を舞う羽根
図書館で目を閉じて本をなぞる
工場の屋根を迷路のように歩く二人
スカートを静かに覗く少年、レコードに針を落とす生足
突如吹く鉄風
「どこか遠くへ行かない?」
散らばってゆくビー玉、引き…
演出も撮り方もセンスしか感じない。オープニングの羽毛の舞う部屋からもうこれは傑作だと確信できた。ロケーションも抜群に良い。缶けりのシーン大好き。そして全然喋らないのに、主人公の想いがフルに伝わってく…
>>続きを読む自分を利用しようとする他者だけでなく、自分のことを理解しようとする他者に対してまで、お前に何が分かると睨み返し飄々と拒絶してみせる宮崎あおいがいい。
他者を時に利用し拒絶する少女が色んな人や場所を転…
初見。
FilmarksかSNSのタイムラインで見かけてのDVD鑑賞。
事前に知っていたのは塩田明彦作品で宮崎あおいが出演しているといった程度のみで、それほど期待をせずにDVDの再生を開始したのだが…
塩田明彦の代表作。タイトルの意味を考えながら観ていた。害虫は母親(りょう)か、同級生(蒼井優)か、ヒロイン以外はみんな害虫なのか。ヒロインの心に潜む害虫ということか。そのおかげで、真剣に観てしまった…
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