主人公以外の皆が霧に包まれていく瞬間は見もの。
不快な効果音と静けさが交差し、ただでさえ殺風景な街は、ことさら不気味さと淋しさにあふれる空間へと変化する。
肝心の物語は惹きつけられるものとは言い…
太陽はひとりぼっちのラスト10分を拡大したかのよう。張り詰める寂寥と不安。被写体深度が極端でボケた背景が特徴的。直接的な表現なしでここまで不安定な状況を描写しているのは凄い。ボロ小屋での一幕は露骨に…
>>続きを読む荒涼とした工場地帯
足元は 訳の分からない砂地のように不安定
小さな息子を連れて歩くモニカ・ヴィッティ 黄緑がかったグリーンのコート
息子のカラシ色のコート
そこにいた現場の男性から食べかけのサン…
色彩の表現や、ジュリアーナの視点の表現など、細かな技術に圧倒されました。
初めてのアントニオーニ作品でしたが、表現一つ一つに鑑賞者が読み取る余白があり、体感する映画だなと。
あまり、イタリアの時代感…
カメラの動きと人物のカットインを合わせる撮り方や、ランドスケープの切り抜き方、俯瞰目線の画≒前景の物体で見切らせるショットが印象的。
全体的に、人物が画面に入る少し前からショットが始まっていたり、…
《ミケランジェロ・アントニオーニ
レトロスペクティヴ
愛の不毛、彷徨える魂》①
"ジュリアーナ"は、数年前に起こした交通事故のショックから立ち直れず、深い精神…
(c) 1964 RTI