油問屋の放蕩息子。親の金を持ち出す遊興三昧。手を焼き苦境に立たされても簡単に見捨てられない親の情。親の愛に気付き悔い改めても切羽詰まって手を染める悪行。世間を甘く見た末路は憐れだ。己の罪に殉ずる潔さ…
>>続きを読む学校で習った時から、その淫靡でパンチの効いたタイトルに、数十年も気にはなっていたものの、なかなか機会に恵まれることなく、劇でも映画でも触れることがなかった本作品。
要は『人の業』の世話物、人情物の類…
1949年に1度映画化された、近松門左衛門による原作の2度目の映画版。
甘やかされて育ってきたドラ息子の与兵衛が遊女絡みで借金地獄に陥り、挙句の果てに両親の良心を蔑ろにするとんでもない行動に出る。
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監督・堀川弘通×脚本・橋本忍の黒澤明組2人が近松門左衛門に挑む。脚本は基本的に原作通りなんだけど、芦屋雁之助演じる悪友の家庭事情が挟まれるのが橋本忍的かと。一番大きく違うのは終盤の与兵衛の行動。
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近松門左衛門原作、油屋の放蕩息子が芸妓に入れ上げ借金の山、明日中に返さないと偽造借財書の科で絞り首になる瀬戸際に。継父にも実母にも見放され勘当になり、最後の当ては向かいの暖簾分けした油屋の親切な女房…
>>続きを読む女殺し油地獄
何度も映像化されていて、Born Slippyな主人公と凄惨美に日本人が惹きつけられているのだろうか。
虫の鳴き声が入る場面の演出が良かった。
ショットの繋ぎは癖があり、もっと自然な…