偽れる盛装の作品情報・感想・評価

『偽れる盛装』に投稿された感想・評価

ななし

ななしの感想・評価

4.0
「聖」と「邪」をそれぞれ妹と姉に割り振る結果として、京都の芸者の世界に染まらずに済んだ妹は最終的に故郷を離れて、東京に旅立つしかないのである。
我路

我路の感想・評価

3.3

大映京都
2024年 4月21日 シネラ

物干し台で洗濯物を干して、階段を降りる時に流れる音楽の低い音域の音は、伊福部らしいものを感じる。

こっちゃは肉体派どすよってな、ええ男はんならナンボでも…

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odyss

odyssの感想・評価

3.5

【悪くない】

1951年のモノクロ映画。 
京都の祇園を舞台に、芸者の母を持つ二人の娘 (京マチ子、藤田泰子) の対照的な生き方を描いています。

姉は売れっ子芸者として男を手玉に取り、お人好しの…

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戦火を免れた京都には、それゆえ残された封建的社会がいまだにあるよ、とのことです。一度ぶち壊したほうがいいこともあるのでしょうか。そんな封建京都で芸妓をしている京マチ子はしたたかに力強く生きていこうと…

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いや、誰かこの男止めてよ!
あれだけの人がいながら、誰も抑えようとせず、最後は圧倒的な生命力を見せつけられる。

それにしても、京マチ子は自らの手で活路を見出せす役が似合う。
芸妓の役だが、子供も妻…

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デニロ

デニロの感想・評価

4.0

1951年製作公開。脚本新藤兼人。監督吉村公三郎。

まず、京マチ子の妹役を張っている藤田泰子という女優を知らなかったので調べてみる。50年にデビューして53年には結婚引退。結婚した相手がキョードー…

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笹坊

笹坊の感想・評価

-

京都が戦火に見舞われなかったことにより、歴史的な街並みが現存する反面、時代遅れの封建的文化を残してしまっているみたいな言葉が響いた。今でも芸者、舞妓の文化を恥ずかしげもなく世界に広めるところだもんな…

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極楽蝶

極楽蝶の感想・評価

4.0

戦後の新しい女性像を描いた秀作。この作品が公開された1951年(昭和26年)9月にサンフランシスコ平和条約が調印され、翌52年4月から日本が国際社会に復帰する年。そんな年に公開された作品ですねぇ。

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Gocta

Goctaの感想・評価

-

金の切れ目が縁の切れ目と割り切り男を手玉にとりつつも、妹には地道な人生を歩んでもらうことを願う芸者のお話。面白かった。男と女それぞれに言い分がある中で、主人公を一方的な悪者とは見れず、むしろ哀しい存…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.0

京都を舞台に、「男は金づる」と渡り歩く芸者、その妹は地道な暮らし、二人の対照的な姉妹を通じて、女の運命を見事に描いた吉村公三郎監督作🎥

「京都は幸い戦災はまぬがれたけれど、それが京都にとって幸せだ…

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