浪花の恋の物語の作品情報・感想・評価

「浪花の恋の物語」に投稿された感想・評価

「冥土の飛脚」の映画化。中村錦之助と有馬稲子の美男美女映画。あまりに普通に映画化されている。観るべきところは、遊郭や竹本座のセットの見事さとデカサだ。映画黄金期が観れる。内田吐夢監督作品ですね。
越後屋

越後屋の感想・評価

3.9
初観賞。
「遊びは教えたが…」
遊女と壱夜の色事が道ならぬ本気の恋へ…
若さ故の勢いは嘘と過ちを経て止められぬ奮心と先立つ物無き惚れては成らぬ者同士どぅ足掻いても報われぬ悲哀へ突き進む。
せめて噺の中では…御大の筆はどぅ描いた?
"初心者"の嵌まりに御用心!
特に肉欲は引き摺り込まれる…
なんか妙でなんか心覚えのある変な気持ちになる…w

大木実のすっとぼけた様な友達想い…っぽい描写が重たい話の清涼剤!後「お杉」婆ぁ!ww

"御大"演るとこの時期は美味しい処持って逝く感があるw
御大…ここはなちゃんと譲りなよ~と感じながら幕ったw
あの
「描き換え」の舞台をどぅ視た?!
ストーリーはあまり好みではないけど、遊郭や劇場のセットの豪華さやカメラワーク、有馬稲子の踊りのシーンの美しさなど、芸術祭参加作品だけあって目を見張るものがあった。

最後は人形浄瑠璃になるが、観たことがなかったので興味深かった。どんな内容なのかは分からなかったけど。
yukiko

yukikoの感想・評価

3.6
(「没後50年 映画監督 内田吐夢」特集で鑑賞)

近松門左衛門に「わしの筆はそこまで不人情にはなれへん」と言わせたところがよかった。

創作する人の心。

文楽はこういう感じの、現代的感覚では共感しづらいお話が多いけど、それが生まれた時代と今との間の一つの時代に、こういう視点の映画が作られたことが面白いと思った。
あ

あの感想・評価

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いつもは音量15で見ているが30まで上げても何言ってるか分からなかった
内田吐夢特集
近松門左衛門の作品としては心中天網島しか見てなくて、冒頭のカラーの人形浄瑠璃はとても新鮮だった。
飛脚の忠兵衛は無理矢理遊郭に連れられ遊女の梅川と出会う。
その後梅川の元に通い詰めるも地方大名の身請け話が持ち上がる。
身請け金は250両、だがそんな金はない。
飛脚で預かった金を渡し、梅川を連れて出て行く…。
嘘に嘘を重ねてでも守りたい女、だがその先にあるのは死のみ。
こういう話は大概が逃避行の末心中して終いだけど本作は違う。
もう行き着く先がないにも関わらずなかなか着地しないからどうなるのかとやきもきした。
この浄瑠璃の最後はどうなるのですかと問われた近松門左衛門はまだ分からん(あの二人が捕まってない)というのもなんだかなぁ。
人間成り行きを操るようで心中複雑だった。
ラストは尻すぼみ…

このレビューはネタバレを含みます

終盤とうとう忠兵衛が罪を犯すって瞬間の正気が切れて狂気に入ったような表情がすごく印象的で心に焼き付いている。

始まりと終わりにある人形浄瑠璃の影響も大きいのだけれど、映画全般を通してどこか薄ら寒くなるような、普段は奥に隠れている見ちゃいけない何かが見えてしまうような怪しさが感じられてゾクゾクして良かった。
近松門左衛門の浄瑠璃『冥途の飛脚』を映画にしたもの。
劇中に近松門左衛門役で片岡千恵蔵が…
ともかくセットがすんばらしい。もう今では見れなかろう。かなり広大な遊郭が再現されている。

有馬稲子と中村錦之助の結婚が1961年、本作が59年なので、もしかしてこれが出会いのきっかけ?

肝心の中身といえば、内田吐夢にしてはかなり冗長なテンポで眠たくなる。
が、ラスト、有馬稲子が人形(浄瑠璃)化するところは目を見張るものがあった。
劇場で始まり劇場で終わる、円環というか入れ子のような構造と、ラストの超クローズアップからのズームアウトが、誰もが舞台の主人公になりうると示唆し、物語が語られることの意味(劇中で近松の言う作者の矜持)、彼らへの救いのような場所まで到達する。
強引に手を引かれて花街に足を踏み入れた忠兵衛が、梅川の手を引いて仮祝言の席に乱入するといった演出の巧みさ。梅川の江戸に発つ前の雨、終盤の雪、夕暮れの茶屋のシーンの美しさ。ちょっと説明的なセリフは多いが、そんなのはなんでもない。
こじ

こじの感想・評価

4.5
主人公の行動が

どんどん悪い方向へ向かっていって

禁断の行為に手を出すシーンの

演技

演出

撮り方が

すごい!

近松門左衛門が狂言回しになっている設定もいいし

ラスト近くで

役者達が

人形浄瑠璃になる

アイデアが素晴らしい!

映画にした意味があると思う!