双頭の鷲に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)

『双頭の鷲』に投稿された感想・評価

牛蛙
3.0

女王が、自身の身内から忌み嫌われている男に恋をする。というのはオスカー・ワイルドの『サロメ』を彷彿とさせます。

コクトー映画は基本的にストーリーより映像美、舞台や衣装、(舞台と衣装は本作が一番手が…

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2.1
女王の演技や双頭の鷲云々は良かったけど全体的にはつまらないかな。
マレーに金髪は似合わない。器械体操をする女王が何かシュール
reb
3.0

本作はオーストリア皇后エリザベートの刺殺事件(1898年レマン湖のほとりでイタリア人アナーキストにより刺殺)を元にコクトーが戯曲を書き映画化したもの。
10年前愛する国王を暗殺され、ベールに顔を隠し…

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コクトーが自身の戯曲を映画化。だからか舞台劇を観ているような感覚がある。詩的な台詞回しがコクトーならでは。お得意のトリック撮影によるマジカルな映像がないのはやはり寂しい。途中何度か寝落ちしてしまった…

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2.5

登場人物の関係性が若干掴みづらかったです。ただ、物語のあらすじは面白いと思いました。
反体制派の詩人と女王が恋愛関係になる。その詩人の顔が、死んだ国王と瓜二つという設定は面白いと思いました。まさに「…

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Chiba
3.0
溶けちゃいそうなくらいのロマンスでセリフが劇っぽい
ちょっと自分には合わなかったけど最後のセリフだけで最高潮になれました
B
3.0

このレビューはネタバレを含みます


衣装が素敵

ラスト、スタニスラスだけ階段から落ちてしまうのは、死んでも埋まらない階級差の表れ?
午後
3.0
どちらかが死ねばもう片方も死ぬ双頭の鷲。10年前に殺された国王と瓜二つのアナーキスト詩人の暗殺者と、狙われた女王の奇妙な共犯関係が面白い。
すべて美しいラストシーンのために作られたかのような映画。
reach
2.9

双頭の鷲、どちらかが死ねば他方も死ぬ。なんとも悲恋を感じさせる。
詩的で説明なく置いてけぼりを食らう感じはさすがフランス映画というところ。

女王の姿勢が美しく気位高く威厳ある立ち居振る舞いが素敵だ…

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鈴渚
3.0
仕掛け鏡の中から、部屋の様子を伺うスタニラス。王とうり二つの彼は、そもそも王妃とは住む世界の違う人間。ある意味、王の虚像的な存在。しかし、2人は恋のイタズラにより出会い、そして双頭の鷲となる。

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