賭はなされたの作品情報・感想・評価

『賭はなされた』に投稿された感想・評価

愛する事は命懸けなんだ、自分の我を通すかそれとも愛するひとに全てのウエイトを置くのかが軸になっててとてもフランスらしいテーマ。

中盤までがとても奇想天外でファンタスティック🩵生前は知りもしなかった…

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hogeo
4.3
このレビューはネタバレを含みます

ジャン=ポール・サルトルのオリジナル脚本作品。

現世に未練を残したまま死んだ男女の、自由意志による個人的幸福と社会的使命の相克の物語。

基本的にはゆったりとしたメロドラマだけど、
戦後すぐのフラ…

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こつ
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諦めなければ道は開ける、実存主義のサルトルの脚本
魂だけなら愛し合えたのに現世のしがらみが愛を幻にさせてしまう
簡単なのに難解だからサルトルもつい描いてしまったのかもしれない
ぽち
3.4

ゴリゴリの哲学的な難解ストーリーかと思ったら、かなりストレートなファンタジー・ロマンスで驚いた作品。

それに、制作年代を考えればかなり良くできた内容で、スピード感は無くまったりとしているが、落とし…

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サルトルの脚本は持っていて、既に読んでいたけれど、映画を鑑賞し衣装や小道具などのイメージを補完できた。

恋愛至上主義が単なる嘘っぱちであることを証明している

面白かった。
死後の世界は生者の営みを眺めるだけで気ままに感じられてよかったな。なんか映画の舞台にそのまま入れたみたいで魅力もあるが、いぶきん感じないとなれば苦痛なのだろうか。
2人とも惹かれ合った…

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このレビューはネタバレを含みます

労働者階級で活動家のピエールと富裕層のエヴは色々あって同時刻に死亡してしまうが、冥界の手違いで「本来は出会うはずの運命の二人」であることを知らされる。
24時間以内に互いに信頼し合い真の愛を育めば蘇…

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賭けはなされた

サルトルが脚本を書いたという付加価値を差し引いてもなかなか良くできている
死者を主役に据えている事によって生きていることの不自由さを改めて思い知らされる

サルトルの脚本という惹句につられて(読んだことないけど)見た。死後の世界でで会う女と男のロマンスを中心に据えつつ身分や家族や革命といった対立するものとの摩擦で物語は進んでゆき、甘さと苦さとウェットさ…

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『賭けはなされた』

ついにサルトル脚本の映画を観れた〜❗
サルトル推し必見です!!実存主義とは、自由とは…サルトルの哲学的エッセンスが随所に見られて最高!
ラゲネジーの“袋小路”とは言い得て妙だ。…

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