バニシングIN60”の作品情報・感想・評価

「バニシングIN60”」に投稿された感想・評価

一人旅

一人旅の感想・評価

3.0
H・B・ハリッキー監督作。

自動車窃盗団のボス、ペイスと警察の追走劇を描いたカーアクション。
2000年にニコラス・ケイジ主演で製作された『60セカンズ』のオリジナルに当たる作品。リメイク版は未見なので比較はできないが、本作最大の特徴は長時間(約40分)に渡って繰り広げられるペイスと警察の激し過ぎるカーチェイスにある。
ペイスの運転する黄色のマスタングの背後から、数十台の警察車両が一斉に押し寄せてくる映像は迫力満点。マスタングの通過した道路では交通事故が次々と発生し、車両同士のクラッシュ、横転、多重事故の連続で負傷者多数。運転不能となる車両が道路に散らばる中、マスタングの異常なタフさが際立つ。車体全体がボコボコになりながらも執念で逃げ続ける。たとえ車販売店の敷地内に追い込まれても、小さな隙間を突いて強引に逃走を図るのだ。
廃車のような外見に変貌したマスタングを見たガソリンスタンドの女店員が、“ワックスかけますか?”と確認してくるシーンが最高に笑える。平然と“いや、洗車だけでいい”と答えるペイスのとぼけた姿がこれまた笑える。
カーチェイス自体は迫力&スピード感に満ちていて見応えたっぷりだが、基本的には同じような映像の繰り返しで変わり映えしないので、途中で少しダレてくるのが難点。それでも、マスタングの大ジャンプをスローモーションの繰り返しで捉えた演出などもあって、単調になりがちなカーチェイスに一定の見せ場を作っている。
また、監督兼主演を務めたハリッキーが見せる、体を張ったスタント&ドライブテクニックは圧巻。幾多存在する70年代カーアクション物の中でも、本作は車を魅せることに特に拘り抜いた作品だ。
RYOHEI

RYOHEIの感想・評価

3.0
この作品は1974年に公開されたカーアクション映画のカリスマ的作品です。

監督はスタントマン出身のH・B・ハリッキー監督

主演はエレノアです。

あらすじ簡単に言うと
表向きは保険調査員、実態は車専門の盗っ人集団に大口の仕事が舞い込みます。彼らは仕事が開始しますが、その中の一台が盗難保険に入っていなかったため、プロとしてわざわざ返した事をきっかけに、総動員されたパトカーに追われる
というお話です。

感想一言で言うと迫力満点でした。

上映時間の半分を割いた約40分にわたるカーチェイスで有名な本作。

製作から40年以上を経た今でもこのロングカーチェイスの記録は破られていません。

本作製作のために監督のハリッキーは自身の全ての資産と集められるだけの金150万ドルをかき集め、車代だけで80万ドルかかったと言います。

116台中93台が廃車になったというカーアクションは度肝を抜くものばかりであり、脚本の拙さを大いに補うものとなりました。

本作の主演は作中のテロップでも映っている通り、2代目マスタングのエレノアになっております。

実際は監督も務めたハリッキーが主演しているものの、あくまでもこの映画は「車」がメインであることに強い拘りを感じます。

そんなエレノアの大ジャンプやショールームでのカーチェイスはアメ車のタフさとカッコ良さをこれでもかと見せつけきます。

まさにメインキャラクターと言えるでしょう。

1989年に続編の撮影に取り掛かったハリッキーでしたが、残念ながらカーチェイスの撮影中の事後で亡くなりました。

今でも30分だけ彼の最後の勇姿を見ることは出来ます。

命を賭けたスタントマン魂のこもった作品を気になる方はチェックしてみて下さい。
yuukite

yuukiteの感想・評価

3.6
むかしTV放送で。60秒で車を盗む。カーチェイスといえば、ルイドフュネス「大追跡」やマックィーン「ブリット」などが原点になるだろうが、以降、様々なカーアクション映画あれど本作を超える(CG無し)カーアクションだらけの映画はなかなかない。リメイクも。
ShinMakita

ShinMakitaの感想・評価

3.1
☆mixi過去レビュー転載計画(ノンジャンル編)
…ここ10年で購入したDVD.Blu-rayのレビューです。





〈story〉
舞台はカリフォルニア。
メイドリアン・ペイスは、自動車保険会社から依頼を受けて盗難車を捜索する調査員。しかしそれは表の顔で、裏では高級車を巧みに窃盗し、同型の廃車から識別ナンバーを手に入れてから盗んだクルマを新車にして、闇市場に売る商売を成功させていた。つまり、プロの自動車泥棒なのである。仲間は、ガレージを共同経営するユージンと、その妹パンプキン。そして弟子のアトリー、コリスたちだ。ある日、外国の組織からデカいヤマが舞い込んできた。一週間で40台近いクルマを手に入れてくれたら、大金を支払うというのだ。そこで早速、一味を総動員して、窃盗を開始するペイス。新婚ホヤホヤのユージンは、危険すぎてヤバいと反対するが、ワンマンのペイスは聞く耳を持たなかった。獲物はロールスやフェラーリなど高級車ばかりだったが、窃盗は順調に進み、あっという間に30台を越えていく。途中、白いキャデラックを盗んだときは、トランクに大量のヘロインを発見してしまい警察にバレそうになるが、キャデラックを麻薬ごと燃やして替わりを調達し、事なきを得た。そしてやっと依頼の全台が揃ったとき、さらなる問題が持ち上がる。獲物の一台、ムスタング・エレノアだけが、保険未加入だったのだ。保険に入っていないクルマを盗むと、調査員として誤摩化すことが難しくなる。そこでペイスは、エレノアを盗んだ場所に戻し、新たなエレノアをかっぱらうため、ロングビーチのビルに向かう。以前、そこの駐車場でエレノアを見かけたことがあったのだ。首尾よく運転席に滑り込み、60秒かからずにパーキングから発進させたペイスだったが、そこで最大のトラブルが待ち構えていた。出口に覆面パトカーが待ち構えていたのだ。実は、手に入れたヘロインを横流しして大金を稼ごうとしたユージンが、ペイスに燃やされた事を知ってカッとなり、エレノアを盗む場所を警察に密告していたのだ。こうして、パトカーに追われながら逃げるハメに陥ったペイスは、ひたすらエレノアを疾駆させ追っ手を振り切ろうとするのだが・・・


➖➖➖

70年代、キラ星のように現れ消えて行った稀代のクルマキチガイ、HBハリッキー。とにかくクルマを走らせクラッシュさせることが大好きだった彼が、ガチのカーアクション映画を作りたいという夢を実現させるためカネを集め、製作/監督/脚本/主演を務めて完成させたのが本作。そう、伝説の映画『バニシングin60』でございます。ニコラス・ケイジでリメイクされていますが、このオリジナルの熱の前には屁みたいなもんでした。


ペイスがエレノアに乗り込んでからの40分・・・つまり映画のほぼ半分に当たる時間が、警察との壮絶なカーチェイスに割かれています。特撮なし、ハリッキーもスタントなしで、ドライブテクを披露しています。壊したクルマは93台、スピードとカッコ良さが満載で、破壊願望を存分に満たしてくれる作品でした。しかし、これ正真正銘の自主制作映画です。ハリウッドのスタジオは全く関わっていないのです。そこがまず凄い!そして、ド素人のハリッキーなのに、なんと、脚本が結構イカすのです。それはカーチェイス中の「事故に巻き込まれる脇役たち」の描き方の巧さによく現れていて、マリファナでラリッた黒人少年たちなんか、コメディリリーフとして完璧に機能していました。そして、その脚本の巧さが光るのは、エピローグの洗車場の場面。パトカーから逃げまくり、とても商品として使い物にならないはずのエレノアを、どうスイッチオーバーするのか・・・そこが、実はドラマ的には一番の見せ場でした。
ひよこが初めて見た物を 親だと思う習性 " 刷り込み " みたいな、丁度 多感な時期に出会った作品、今も心を捉えて離さない( 盛ってる(笑)
●物語
Filmarksのダサイ パッケージじゃなくて、手書きのチラシがカッコ良くて♥️それ読むと─────
目も眩む超高級車を わずか60秒でかっぱらう
グー(笑)な男たちの詩
一台の黄色いムスタングを追って 史上空前の93台が激突する一大カーチェイスが 今、凄絶に始まった

●見所
マリオン・ブシアのトローンとした雰囲気がいい♥️女優としても やる気を感じさせないオーラ、 リッチなハリッキーに付いて来ちゃった感強し☘️(なんと Filmarksファン 誰もいなかった(笑)

●みどころ
ドキュメンタリー タッチの荒さと 冷ややかなクールさ♪
─────警察無線本部の女性のCOOLな声☕
( おそらく ホンモノ・・
市長 警察署 全面協力なので )
「全車チャンネル3に 合わせ待機せよ
ベイカー11 が ムスタングを追跡中
ナンバー 614 HSO オーシャン通りを逆走
白人男性 45歳くらい
身長180センチ 80キロ
髪はグレー
グレーのジャケットに 黒のズボン
逃走理由は 不明
60秒以内車を盗む凄腕が、マスタングだけはなぜか手こずると言う設定も面白い。
前半まぁまぁダレるけど、怒涛の後半!
マッスルカーファンにはたまらん!!!
ええ車のオンパレード!!
その辺に映ってる普通の車も今ではレアやつがいっぱいで飽きない!!!

しかし70年代の映画はパトカーが安いなぁ〜
コロネット壊しすぎ!
そういえばブルースブラザーズもコロネット壊しすぎ?モナコやったかな?ポラーラ??

西部警察のエンディングはここからインスパイアされたんやろか?
HIGHINLET

HIGHINLETの感想・評価

3.5
とことんカーチェイスの醍醐味をこれでもかと詰め込んだ作品。ストーリーなんて二の次。

逃走車のドライバーは何台ものパトカーの追っ手をかいくぐり、障害物やその辺の車にぶつかって大破しても、どこ吹く風でひたすら猛スピードで逃げ倒す。

車は通った先々では追突事故の多発しどこまかしこも火の手があがり大惨事に。

それでも、途方もなく続く逃走劇は取り憑かれたような狂気があって、迫力満点だった。

前半は盗もうとした車に猛獣が乗っていたぐらいしか面白いところがない。
クリス

クリスの感想・評価

3.6
H.B.ハリッキーの究極のワンマン映画だが高級車、スポーツカーとカースタントをこれでもか❗というくらい盛り込んでいて楽しめた🎵

前半の車を盗むまでのやりとりが退屈かつ分かりにくい展開で野暮ったいストーリーが難点だしキャラクターも感情移入しづらい❗

しかしエレノアを盗んでからの約40分に渡るラストのカーチェイスは、まさに伝説的な見せ場で熱くなる‼️

主人公がクラッシュさせた他の車や怪我人を映して生々しさを演出させたりリアル事故をそのまま映画にしちゃう荒々しさが壮絶さを増す🎵

N・ケイジ主演のリメイク版は、大金つぎ込んでるけどこの映画のスピリッツを全く理解していない凡作なのがよく分かる‼️
ニコラス・ケイジ主演『60セカンズ』のリメイクの基となっている作品。

スタントマン出身のH・B・ハリッキーが自ら監督主演と体を張ったスタントが見所。
特に後半のカーアクションが物凄い。
実に40分間!。走る!走る!走る!!ノンストップでひたすらパトカーから逃げ回る!
「もう逃げられないぞ!完全に包囲した!」いや、隙だらけです(笑)
このロングカーチェイスは映画記録最長で現在でも破られていないそうです。

現代のCG技術がない時代、実車を93台も壊したというカーアクションシーンは迫力満点。
しかも殆どが本人のガチのスタント。アクシデントによる本当の事故も「おい。今のシーンは入れとけよ!」って、映像にしてしまってるんです。
半面、前半パートの退屈な物語はまぁ殆どあって無いようなもの。

なお、H・B・ハリッキーはその後、続編撮影中にスタント事故で亡くなっているのが大変残念でなりません。

本作は今の映像リマスターバージョンとしてレンタルショップに並んでいます。
画質も良く観易いです。カーアクション好きなら外せない一本ですよ。
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