ベルリンで開催されていた日本映画の特集上映で初見。
実は国内の映画館では観たことがない。今村昌平作品としてはなかなか観る機会がないものかもしれない。
記録映画の映像を挿入しながらの日本戦後史のスケッ…
戦後から1970年ぐらいまでのニュース映像と、バーのマダムが語る人生と交互に流れていく。
今村昌平のインタビューも結構遠慮ないけれど、
マダムは期待以上にいろいろ話てくれる。
自分の家庭事情、初めて…
冒頭の出演交渉シーン、今村昌平のしゃべり方が演技っぽかったのは気のせいかな。
『赤い殺意』とか『にっぽん昆虫記』とか、今村昌平の好きそうな女性像がこのドキュメンタリー作品でも前面に出てる。
芯が太…
営みは社会とそりゃまあ密接に関わっているのだろうけど、じゃあ世界とはどうだろう。直接まぐわうことは殆どない。でも。毛穴の一つ一つに湿気みたいな存在感でまとわりついたりはすることはあるのだろう。拭き取…
>>続きを読むニュース映像とマダムの私生活を対比させ、ドキュメンタリーとフィクションへの問題提起をする意図があったように思えるが、見事に破綻している。マダムの個性に振り回され女三代記の様相を呈する。被差別部落問題…
>>続きを読む渋谷シネマヴェーラにて。この作品は高校生のときに京都文化博物館の視聴覚ブースのビデオ素材を観た、という記憶がある。ひさびさに観て圧倒された。今村昌平という特級人でなしが撮るドキュメンタリー、関係した…
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