画質がとにかく悪くてちょっとショック。見れるだけ嬉しいのだけれど。位置関係がまるで無視された水島道太郎と白木マリの追いかけっこ、照明が割れまくる銃撃戦、近藤宏の狂気。芦田伸介が一瞬にして人質にされる…
>>続きを読む23.09.03 神保町シアター
(日記より)
今日、神保町で観てきた鈴木清順の映画は水島道太郎が渋かった。でも暗黒街の美女?ヒロイン役の白木マリはすれっからしで美女と呼ぶのはちょっとどうかと思っ…
初期清順にして既に渋いノワールしてる。
地下道から始まり、トルコの地下から石炭掘って逃げるラストまでハラハラ、汗かく感じ。ダイヤの隠し場所が人体からマネキンにいったり、動き回る白木マリさんのボディ含…
清順名義の最初のやつって事で、初期作品ながらそれっぽさが満載。ハートのやつ居たっけって感じなんだけど、スペードやクローバー等がダイヤを巡るって構成からして洒落てる。〜と見せかけての人を喰ったカメラワ…
>>続きを読む引き締った日本製フィルム・ノワール。オープニングの地下水道から気合が入っている。倉庫屋上の立ち回り、霊安室内のサスペンス、トルコ風呂施設内からボイラー室内に至る立ち回り、いずれも見事だ。霊安室内でフ…
>>続きを読むマネキンが江戸川乱歩的でエログロ感が新東宝石井輝男っぽい、鈴木清順監督の水島道太郎、白木マリ主演暗黒街物の佳作。名作ニコラス・レイ「暗黒街の女」のシド・チャリシーを連想したものだから、タイトルに過信…
>>続きを読むマネキンが昇降機で降りていくシーンでは、思わず唸ってしまった。『殺しの烙印』でも感じたが、鈴木清順は、動きのあるものをストーリーや設定に組み込むのが非常に上手い。カメラワークも楽しい。当時の西武新宿…
>>続きを読む2月なのに七分丈のパンツをピシッと穿き、肩幅に脚を開いてグッと立つ白木マリの勇ましさに惚れ惚れ。ラスト、ヤクザ同士の銃撃戦はトルコ風呂の地下ボイラー室に雪崩込むが、清順の下へ下へ…という志向の泥臭さ…
>>続きを読む鈴木清順の作品は前衛的なイメージが強かったので割とシンプルなプログラムピクチャーな本作は意外性あって面白かった。ダイヤモンドをマネキンの胸に隠す発想が清順らしい。ラストのトルコ風呂での銃撃戦の撮り方…
>>続きを読む