須川栄三の、白坂依志夫と組んだ59年「野獣死すべし」(仲代達矢版)の異本である。なのでこのお話の主人公は、池部良演ずる小滝となる。池内淳子の民子も悪のシンデレラ物語を駆け抜けるが、けものみちを生き抜…
>>続きを読む嫌な旦那から逃れるために犯した罪
でも
彼女の運命は素直に許してくれない
旦那と同じ病気のよぼよぼのじいちゃんフィクサー
彼女をけものみちに誘った
ホテルの支配人
彼女を追いかける刑事
悪い男がいっ…
どん底女中、政界の闇に足を踏み入れる映画。
途中まで「なんとなく上手く収集がつくかもしれない」と少しでも思った俺がバカでした😀
終盤裏社会の均衡が崩れて恐ろしさが一気に加速します。
民子の度胸は普…
掘り下げたいと思っていた須川栄三監督。序盤をもう少しじっくり観たかった気もするが、異様な雰囲気で見応えがあった。こんなにハードボイルドな作風だったとは…『君も出世ができる』とは大違いやないか!白黒な…
>>続きを読む神保町シアターさんにて特集企画『横溝正史と松本清張――映画で味わう至高のミステリー対決』(2025年5月3日~30日)開催中。
本日は『張込み』『黒い画集 ある遭難』『けものみち』の松本清張作品3作…
2年前にCSで放送されたものを見ていて、今日その録画を改めて見たので2度めの鑑賞。
清張さん作品の映画化の中でも傑作と言っていいと思う。モノクロ画面も相まって立派にフィルム・ノワール。150分と長い…
まるでフィルム・ノワールのような作品で、物語は多くが夜に展開される。主人公の民子はファム・ファタール的な存在で、人脈によって得られるチャンスを逃さず、社会の底辺から上昇していく。夫を殺し、色を売り渡…
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