小犬をつれた貴婦人の作品情報・感想・評価

小犬をつれた貴婦人1959年製作の映画)

DAMA S SOBACHKOJ

製作国:

上映時間:90分

3.7

『小犬をつれた貴婦人』に投稿された感想・評価

休暇にきていた妻子持ちの男と子犬を連れた既婚者の貴婦人が旅先でいい雰囲気になり関係を持つという不倫ものではあるんだけど、ただの不倫ものではない。美しくもなく儚くもなく尊くもなく羨ましくもなんともない…

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桃龍
3.0

『黒い瞳』のリメイク元をどうしても見たくて、中古DVDを買った。送料こみ750円。
ダブル不倫と言えば身も蓋もないが、エロやドロドロはない。モノクロなせいもあり、純愛を感じる。『マディソン郡の橋』を…

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過去鑑賞作品
藤村
-
チェーホフにとっては、話の内容の是非は置いておいて綺麗な画が撮れればそれでいいのか…?って思います
3.4
湿度や舞い散る雪の感触まで浮かんでくる映画はね、いいね
4.5
掘出し物。古いロシア映画としては、洗練されている。上品で繊細な映像が淡々と連続する。自然描写も良く最後まで、飽きなかった。特別な演出がないにも関わらず、にじみ出る哀愁が素晴らしい。
このレビューはネタバレを含みます

主人公の二人が出会うのはロシアの避暑地、ヤルタ。「ヤルタ会談」の場所として名前を聞いたくらいの知識だったが、ロシアによる侵略という酷い歴史を持つ土地であると、この映画をきっかけに知った。

ところで…

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ロシアを代表する劇作家チェ-ホフの生誕百年記念として有名な短編小説を映画化。撮影は「イワン雷帝」(1946)のアンドレイ・モスクヴィン。主演は「鶴は翔んでゆく」(1957)で帰らぬ夫を演じたアレクセ…

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気品あふれる文芸作品。
主人公たちの心境と未来を暗示した、歌、小物、会話、が素晴らしい。
深みある俳優陣も特筆もの。
ベルイマン作品とコンペを競ったのもうなづける。
ロシア映画にハズレ無し。

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