PicNicの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『PicNic』に投稿された感想・評価

岩井俊二にしか作れない作品。
嫌悪感を煽る描写や幻想的な風景、撮り方。ひたすら不安定な若者たちの世界観に打ちのめされる。どこまでも救いのない世界に訪れるし、「地球滅亡」をCGなしでここまでやり切ると…

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ae
2.5

「塀の上で催した時はどうするのだろう」、そんな野暮な考えが脳をぐるぐる。

走るココをアオリで追うショット、堤防を歩く2人を海背景に望遠で捉えるショット、太陽に向かって発砲する2人を後ろ姿で映すショ…

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すず
4.4

息苦しくて危うくて残酷、でも悲観的ではなくて現実味がないフワフワした世界観が岩井俊二ならではで好き。
歩いて良いのは塀の上だけってルールがこの作品の要になっていて3人の世界がより魅力的で独創的に見え…

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宗教は外から見ると信じがたいこともあるけど、それによって救われる人がいるなら、絶対に否定はできないな。
弱ってる人が生きやすくなるための方法だし。

架空のサンドイッチを食べることで、もしかしてこれ…

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中二病的というかサブカル的というか微妙なところだが、カラスの羽根で作ったショールとか精神病院とかトラウマとか塀の上だけを歩くとか聖書とか拳銃とか地球の終わりとか、それっぽいドラマの道具立て全てがキツ…

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精神病院から抜け出した三人の男女が、聖書を手にしたことで、地球滅亡の瞬間を見届けようとする話。

良い意味で厨二病っぽいというか、サブカルっぽいというか、岩井俊二の独特な世界観に酔いしれた。普通の女…

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虚無
4.8
岩井俊二の作品は本当に画が綺麗で見蕩れてしまう、この独特な世界観がたまらなく好きだー。
誰も救われない苦しい結末だけど映像はどこまでも綺麗でそれがまた絶望感を引き出してた。
3.0

精神障害によって感情が敏感な彼らに、新たな概念として、神の救いってものを知る。それは神を信じれば救われるらしい。信じる奴は救われる、信じない奴は救われない、神を信じる、世界終末を信じる、塀の外の世界…

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精神病院で知り合った3人。塀の上を歩いて外出。教会で聖書をもらう。世界は終わりに近づいてリル。塀を歩いて世界の終わりを見に行く。68分。
シネセゾン渋谷にて

精神病者のステレオタイプな解釈は正直どうなのとは思うし、正直物語もちゃんと面白さがあるかと言われれば頷きずらいところもあるが、映像がどう考えても凄すぎる。特に屋上の白衣たなびく中でのシーン、冒頭のシ…

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