三月のライオン デジタル・リマスター版の作品情報・感想・評価

上映館(4館)

三月のライオン デジタル・リマスター版1991年製作の映画)

上映日:2021年02月26日

製作国:

上映時間:118分

ジャンル:

あらすじ

「三月のライオン デジタル・リマスター版」に投稿された感想・評価

ih

ihの感想・評価

4.0
もうすぐ壊されるところに暮らしてみても生活は機能していない。頽廃的。諦めがある。何かをすり減らしながら、叶わない夢を見る。
かな

かなの感想・評価

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アイス食べたい
同じ日に地獄の警備員もみたけど同じ人だと思わなかった
2021年48本目
写真で撮ったら綺麗って思うシーンがたくさん。個人的にゴキブリの始末が不完全で気になって仕方なかった。
pino

pinoの感想・評価

4.0
アート系ムービーとしては台詞も動きも徹底されててよかった
ある意味共感性とは無縁の脚色だから入り込みずらいけど、良いシーンが度々あっておぉぉってなった(鉄球とか)(壁バターンとか)

あと音楽が好みではなかった
矢崎仁司の出世作。兄は「鏡」で妹は「水」だ。記憶喪失の兄ハルオ(趙方豪)は鏡にこだわる。姿見を拾って帰るぐらいだ。そして鏡は要所で割れる。コーラが大好きだ。妹ナツコ/アイス(由良宣子)は水彩画、雨漏り、シャワーのずぶ濡れ、海など「水」に関わる。アイスが主食で鞄がわりにクールボックスを持ち歩き、蓋を開けるたびにドライアイスの煙が溢れ出る。
矢崎は「風」の作家だ。揺れるカーテン、洗濯物のTシャツ、ハルオとアイスのバイク二人乗りで翻るミニスカートなど、官能的だ。「階段」も頻出する主題だ。本作の白眉は外階段でハルオとアイスが抱き合い、風に揺れるロングショットである。「線路」と「橋」も重要な主題だ。二人のアパートは線路の上にある奇妙な場所だし、朽ちそうな鉄橋が何回も出てくる。「屋上」の主題もある。アイスがハルオを屋上で散髪する場面がいい。
本作でもう一つ重要なのが「落ちる」主題だ。斎藤昌子が奥村公延が可愛がっている猫を橋から川へ落とす恐ろしい場面がある。何か不吉な展開を示唆するのだが、その後、アイスは防波堤の上に座ったり、歩道橋の欄干を歩いたり、アパートのベランダの手すりに腰掛けたり、いつ落ちてもおかしくない不安定な状態になる。
ハルオとアイスがやたら地べたや床に座るのも印象的だ。ハルオは窓際に、アイスは公衆電話ボックスの横で座っている。あるいは寝そべる。裸の二人が背中を丸める姿は胎児のようである。
ハルオの仕事は解体工事だ。廃墟、バラック小屋のディープな場所が多い。
全体にセリフが極力少なくなっている。物語の後半の焦点は「いつハルオが記憶を戻すのか?」この一点に尽きる。「血」だ。二人同時にそれぞれ出血する。ハルオは無意識に昔のアパートに行く。無意識に鍵を見つけて部屋に入り、コーラを無意識に飲む真似をする。そしてまさにコーラ瓶があったのである。記憶を取り戻したハルオは慟哭する。若くして亡くなった趙方豪のひとり芝居が素晴らしい。全編セリフがなくて笑っているだけなのだが実にナイーブだ。
本作で惜しいのが由良宣子。体当たりの芝居なのだが「魔性」がない。堕ちていく悦びがない。残酷な言い方をすれば、「インモラル」は天性にしか備わらない、選ばれた人にしか表現出来ないものなのだろう。
本作の冒頭で、いきなり字幕で物語をあらかじめ提示してしまうのには驚いた。「映画は物語ではない」という矢崎の戦線布告である。
maki

makiの感想・評価

3.6
説明は最初の数行だけ。
頭の中はわからなくて、登場人物から発せられるものが全て。

病室で薄ら笑いを浮かべる兄、
天真爛漫と策士の狭間にいる妹、
ありとあらゆる行動がシュールで、共感はできない。理解もできない。

ものすごい芸術性で切り取られた兄妹の日常が、その歪さを際立たせていた。

愛が動機なら、本当に何をやってもいいんだろうか。
余計な説明がない分、考えさせられた。
Elly

Ellyの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

二人はどこで生きていたんだろう?
多くを社会から外れた隙間みたいな場所で不思議な時間を過ごして、
たまにお金を稼ぎにほんの少しだけ現実の社会に出ていく。
アイスのこの二つの世界の行き来が面白かった。(現実の社会で彼女に向けられる街の人達の視線でその異質さが強調されているような気がする。)

終盤が難しかったんだけど、多分ハルオは記憶を失う前からアイスと恋人関係にあったんじゃないかなーって思った。あのラストの後も隙間みたいなどこかで二人と子供(何となく実子じゃない気がする)の生活が続いていくんだろうな。

ところどころにツボなシーンがあってよかった。
老夫婦との庭での食事のシーンとか、他の家の木の柿を取ったりとか。(「愛していると言ってくれ」の第一話でも他の家の林檎を取るシーンがあったけど90年代ってこの表現が流行ってたのか...?と思った。しかも必ず女性キャラクターにさせるし。)あとなぜかHI-POSIを思い出した。
Miwa

Miwaの感想・評価

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私はこのタイプの映画好きでした

真っ赤なパンプスにローリングストーンズモチーフのタンクトップ、何故か反対につけているサスペンダー

ほとんど何もない部屋に乱れたシーツの布団、同じお腹の中で生まれたことを象徴するかのように背中合わせに丸く横たわっている二人、彼の記憶が戻っていくのを表すかのような裸体の彼を映した姿見、同時に出血した二人


構図、温度感、キャラクター、衣装
主に演出を中心に私には刺さった

台詞は確かに少ないけれど少ないからこそ映像で魅せつけられた

愛っていうテーマは個人的にコンプレックスであり、わかりかねるところも多かった分、もうちょっと経ったらもう一回見たい

ただ見終わった後結構沈むので自分をある程度理解してくれている人じゃないと一緒には見れない
実際に兄がいる私にとってはぬーんって感じだった。私のイマジネーション足りないからか気持ち悪くなっちゃったごめんなさい
よくわからんかったけど
貰ったパンツその場で履き変えるのよかった👍
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