暴力団/ビッグ・コンボの作品情報・感想・評価

「暴力団/ビッグ・コンボ」に投稿された感想・評価

cinefils

cinefilsの感想・評価

4.3
撮影ジョン・オルトン!

主演のコーネル・ワイルドは後に監督主演で「大雪原の死闘」を撮っていたと思うが、これももう一度見られないだろうか。
ライティングがすごい。この時代の人の銃の扱い方の軽さがウケポイントになる。
音楽、ビジュアルがめちゃくちゃかっいい。
有名なラストの霧の中のショットは鳥肌物。
こんな映画がみたかった。

『ツインピークス』のゴードンが補聴器つけてんのはこれが元ネタなのかな?
音のない銃殺処刑、補聴器での拷問、霧の中に消えていくラスト。完全に計算されたライティングは神の所業としか言えない。やばすぎる。
いずみ

いずみの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

かっこよ過ぎて完璧すぎて何一つ欠けていない大傑作。霧と男と女。サーチライトでラストスーザンがブラウンを追いかけるように照らしてダイヤモンドを誘導する。
ラストで霧の中に消えてくダイヤモンド刑事とスーザンがもうかっこよすぎる。
最初から最後までまさに暴力の嵐!音の暴力!ミンゴとファンティが突如霧の中からヌッと現れてマクルーアを殺そうと矛先を変える時思わずゾッとした。「音を消そう」と言って銃口から発射されて光だけで殺される。そこに音はない。この演出にも度肝を抜かれる。凶悪ブラウン最高。サーチライトで暗くなったり顔が垣間見得て明るくなるのがよりノワール的。愛人として(ファムファタール)離れられなかったスーザンもいい…し、ちと気が狂ったアリシア(ブラウン夫人)もいいキャラしている。完璧な映画とはまさに今作のこと。
最後すごすぎて笑ってしまった。のっぺりしたセットを隠すかのように影と光と霧で満たされる。音の拷問の構図がバチバチに決まっている。
とにかくあらゆる人物が闇から「浮かび上がる」。
その画が見事。敵の下っぱでさえもカッコよく照らされる。

証拠を残さないために「音」で拷問するのは、なるほどなと感心してしまった。
みら

みらの感想・評価

5.0
世界一すごいと言いたくなるくらい凄まじいラストショットがある。傑作です。
ENDO

ENDOの感想・評価

3.8
カメラワーク、照明ともに素晴らしい。話はマンネリを超え、様式美の世界へ。つまり、ストーリー云々を語る映画ではない。同性愛の殺し屋たちの悲しみもあった。
TomokiM

TomokiMの感想・評価

3.8
記録用メモ
・フィルムノワールの代表作で当時の社会に対して揺さぶりをかけている一作とも言える。
・敵の部下二人組のホモセクシュアルな描かれ方。
・この作品のファムファタール的な人物は父権的社会を象徴する人物にビームライトを当て、破滅に促す。
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