ジュリアン・デュヴィヴィエ監督『望郷』(1937)
愛のために逃げきれぬことー
どんな策士でも、理性の働かない恋という魔物にとりつかれてしまっては機能しなくなる。
デュヴィヴィエの「みる」「み…
悪役の主人公が故郷フランスの香りを纏った美しい女に出会い破滅へと転落していく。ファム・ファタール物プロット。
詩的リアリズムの傑作と称されるが、光と影のコントラストや後半の閉塞感含め、フィルム・ノ…
現代の映画のように入り組んだ設定や前提知識がいらず、非常にシンプルな構図の作品。
ぺぺは最初かなり有能な悪のはずが、外側から少しずつ切り崩されていって、最後には登場した頃の堂々とした雰囲気が微塵も…
「カスバの恋」38'の元ネタ。やっぱりギャビーはヘディ・ラマーじゃないと、本作のミレーユ・バランはペペ(ジャン・ギャバン)が惚れて焦がれるほどの美人とは思えない。
どこが違うのか見てたけど役者が違…
最後だけレゼ篇。
「ギャビー!!」のラストシーンは知っていたが、その後に自分をナイフで刺して果てるのは知らなかった。
ぺぺ目線(柵越しに去っていく船が見える)で締め括られるのは切なくていいなと思っ…
フランス産のフィルムノワールってフィルムノワールフィルムノワールしてるといわれている作品にかぎって詩的リアリズムっぽく。かるくうらぎられたり。ぎゃくに本作のような詩的リアリズムの抒情系代表作のように…
>>続きを読むアルジェのカスバ(階段状の城壁都市)に逃げ込んだペペ・ル・モコ(ジャン・ギャバン)はフランスからのお尋ね者の泥棒。捕まらないようにカスバの迷路に身を隠し、けっして街に出ようとしなかったのに、母国を恋…
>>続きを読むこの異国情緒が大日本帝国民には大陸浪漫と接続してたのかなあ。サリマン刑事の狩人じみた慎重さはいかにも植民地官吏らしくて味わい深い。離れゆくカスバを見つめるギャビーが美しかった。汽笛に消される呼び声、…
>>続きを読むカスバの魅力にどっぷりとハマれるエキゾチックサスペンス😊
戦前の日本で大ヒットしたのがわかるわぁ。どれだけ時代を経てもちっとも色褪せてない。
カスバの迷路がダンジョンチックで、警察と泥棒の攻防戦が…