砂漠の生霊の作品情報・感想・評価

『砂漠の生霊』に投稿された感想・評価

すずす

すずすの感想・評価

3.8

ジョン・フォードが2度映画化した『三人の名付け親』のトーキー版で、監督はウィリアム・ワイラー。

冒頭の首吊り縄越しのカットに始まり、十字架型の木の下での自殺と、ワイラーらしい気の利いたカットが素晴…

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「三人の名付親・THREE GODFATHERS」(原作:ピーター・B・カイン)の初トーキー映画化。「ローマの休日」(1953)のウイリアム・ワイラー監督の初トーキー作品。

クリスマスを控えた西部…

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このレビューはネタバレを含みます

原題:Hell's Heroes
原作:Three Godfathers
原作者:PETER B.KYNE

4人の銀行強盗犯。
ホセは町(ニューエルサレム)で撃たれてご臨終。
左肩を撃たれて負傷し…

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イワシ

イワシの感想・評価

3.0
ウィリアム・ワイラーよりジョン・フォードだという身も蓋もない感想。

ワイラーだと『西部の男』が好きです。
ワイラーの初トーキー作品。
『三人の名付親』の中盤の鈍重さがいまひとつ好きになれなかったのでこれぐらいが丁度良い。
漢の覚悟と宗教的救済への帰結。あっさり終わるが深い後味

このレビューはネタバレを含みます

 ラストがクリスマスの日で、教会に集まった人々が聖歌を歌い始める。同じとき、子供を抱いたチャールズ・ビックフォードが、ようやく辿りついた街を、足をひきずるようにして歩いていく。――というこのシーン。…

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ウィリアムワイラーのトーキー第1作。フォードの三人の名付親と同じ原作なんだが、ウェットな部分を削ぎ落としたシャープな作品に仕上がっている。人間を単一的に描かず、善と悪にたえず行き来する心の内面が見て…

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