作家、映画雑誌の創刊、映画作家。33歳で没したデリュクを称えるルイ・デリュク賞も創設された。本作の港町、酒場の雰囲気は、いかにもフランス的だ。ドミー、クレマンを想起した。その酒場に出入りする人たちを…
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文字の説明より映像の表現を重視した作品で、最初の説明で「字幕なしでも理解できる。」とあった。
簡単な内容としては「奥さんと元カレの関係に夫が気づいたことによって喧嘩に発展する」といったもので、…
密室の痴情騒ぎがペシミスティックに描写され、アップの挿入で情感が高まっていく。フォトジェニー論の実践によってデリュックはシネフィル監督の先駆者となり、また同時期にドイツで誕生した無字幕映画の到来すら…
>>続きを読むちょうど百年前、フランスで製作されたサイレント映画。ジャン・ヴィゴと同じく短命で世を去り、現在も“ルイ・デリュック賞”として名を残す前衛的な映像作家デリュックの代表作。マルセイユの港町の酒場に集まる…
>>続きを読む1937年創設の最高のフランス映画に与えられる「ルイ・デリュック賞」に名を残す、33歳で夭折したフランスの映画監督、脚本家、映画批評家、著述家。
その名作と言われる1921年の本作。仏語ですが字幕(…
"狂熱"。
ストーリーはシンプルな痴話喧嘩なのだが、退廃的で哀愁漂う雰囲気の中で映し出される港、船、娼婦、酒場、ダンス、そして男と女。それはまさに狂おしい熱病。
20年代フランス映画にデリュックがも…
サイレントなのに慌ただしい映画だった。タイトルの「狂熱」の通り、燃えるような愛憎劇がたった30分の間に起きて、そして消えていく。この分数にしては登場人物も多く、またセリフも字幕もないのに、だいたい…
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